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いくひ誌。【3501~3510】

※日々、息を潜めて生きている。


3501:【2022/03/18*不要です】
影響力いらんわぁ、の日々だ。本心からいらないし、もし必要なときはそのときに必要な範囲で作用を及ぼせるように、影響力ではなく、知恵を働かせる。影響力なんて使わない。他者を操り人形にするような魔法が影響力だろう。そんなものはいりません。だって怖いし。窮屈そうだし。色々な大事を損なわれそう。影響力なんてそんなものだよ。常に身にまとうようなものではないと思います。いつでも脱着可能でないなら、そんなのは魔法ですらなく、呪いですね。やはりいりません。


3502:【2022/03/18*無用】
いりません、ちゅうか、ないだけとちゃいまっか? 不要とか言う以前に、手に入れられるんですか、影響力? ないものには何を掛けてもないんですよ。ゼロ×百はゼロです。郁菱万というかあなた、郁菱無では? 万というか無では? 無さまさまでは? 無様では? 無というか虚というか。……あのさあのさ皆さんさ……そこまでヘコベコに言う必要ある? ヘコベコって何? ヘコみそうなことをベコベコになるまで言わないで欲しい、の意味ですが。意味あった!? わがはいの心はもう、メコメコです。いっぱいヘコんでいるってことかな? めんこいめんこい、の略です。変なところ略すのやめなさいよ。めんこいはかわいいって意味ですよ、通じましたか。方言なのそれ!? そこからでしたか。(ぽわわわ~ん、という妄想であった)(であったちゃうよきみぃ)(うひひ)


3503:【2022/03/18*嘘八百】
郁菱万なるペンネームで物語をインターネット上に放流してきたけれども、いまから振り返ってもみれば、作品ごとにすべて別のペンネームで載せてきたほうがおもしろかったかもな、と思ってしまうね。いまは800作以上あるから、800人分の架空の物書きを生みだせた計算になる。そのほうがイタズラ心としては満載な気がする。というか、いまからでもそれをやってみてもいいかな、やってみたいな、の気持ちがある。けれども、作品ごとにいちいち別のアカウントを作るのも一苦労だし、規約違反になりそうだ。一つのアカウント内で、数百人分のアンソロジーというカタチでならできるかもしれないけれども、それもなんだかな、と中途半端な感じが拭えない。だったらいっそのこと、郁菱万なる物書きがじつは数十人規模のチームでした、別人たちのつむいだ物語の寄せ集めでした、としたほうがそれっぽいのだけれども、それだとなんの面白味もないし、へえだから?で終わってしまう話なのだよね。と、並べておけば、じつは郁菱万なる物書きって複数人で作品を持ち寄って一人の作家を装っているなんちゃって集団なんだよ、という噂がたっても、嘘っぽく聞こえるようになるかもしれない。いくひしさんは一人なのか、複数人なのか、それとも数十人の大所帯なのか。まあ、採算が合ってないことを思えば、一人か数人なのですね、と推察するのが妥当だろう。じつは他人の作品を盗作しまくっている極悪人なのである、ともなれば、だいぶ現実味が溢れるが、否定はしないので、どうぞ好きなだけ検証してください、と言う以外にとくに言うところはないですね。ひょっとしたら盗作しているのかもしれないので、疑惑があるのならどうぞ問題視してください。検証してもらったほうがいくひしさんも楽なので。(とか言っておけば、ちょっと騒ぎになるだけで無料で宣伝になるのでうひひだな、という魂胆があるとか、ないとか、やっぱりないとか)(批判はよいとして、非難の目には晒されたくないですよねやっぱり。哀しいので)


3504:【2022/03/18*好きなんです】
新作が待ち遠しいWEB作家さんを備忘録として並べておきます。まずは三名です。「成瀬 鷗さん(https://note.com/_812/)」掌編がどれも好みに合致していて、外れがないのがスゴイです。全部欲しい。センス欲しい。本で欲しい。もっと読みたいです。新作お待ちしております。「小膳さん(https://note.com/kutokozen/n/na35e07635f18)(https://ncode.syosetu.com/n3551he/)」たとえば小説家が美文を封じられたとして、それでも美しく面白い物語を生みだせるのか。羽をもぎとられた鳥はそれでも空を舞うことができるのか。その答えを持っている小説家さんだと思います。物語を通して友達になりたいと素で思える作家さんです。物語のエッセンスの塊です。マジでスゴイです。めっちゃファンです。新作お待ちしております。「isakoさん(https://kakuyomu.jp/users/isako)」作品ごとに色合いも文章形態も変わるので、作品ごとの評価が全然違います。好きな作品は物凄く好きだし、そうじゃないのは全然好きじゃないです。もうこの時点で凄まじい才能を感じさせますね。好みなのは「人間のあなたはいつか、人間の私を食べる」と「山羊男誕生のひみつ」と「サカモト商店の週末」です。新作お待ちしております。以上です。大好きな小説家さんたちです。三日に一度は、新作ないかな、とチェックしています。備忘録代わりに載せておきます。本日はこれを以って「いくひ誌。」と致します。(秋野コゴミさんの小説ももっと読んでみたいです)


3505:【2022/03/19*視力低いのに】
きょう初めて思ったけれど、郁菱万という字面、すんごく眼鏡かけてそうじゃない? かけてないんだけどさ。(かっこいい眼鏡ほしい)


3506:【2022/03/19*意識の機能】
意識についての妄想である。人間の意識はほかの動物と比べておそらく反応速度が遅いはずだ(身体の小さな生き物ほど反応速度が速い傾向にあるが、それだけでなく、脳の大きさと反応速度の比率で比べても、おそらく人間の反応速度は同程度の脳の大きさの生き物よりも遅いのではないか、と妄想している)(この場合の反応速度は単純な反射とは区別するものとする)。現に視覚情報は前後十五秒くらいの映像の合成でできているそうだ(研究が進めばもうすこし正確に判明するだろう)。意識そのものも、目のまえを変遷する現実とはズレて認識されているはずだ。反応速度とて、0,3秒かかるというのが通説だ(最新の研究では異なる結論が支持されているかもしれないが)。しかし、意識や思考はおそらくもうすこしかかっている。だが熟考を待ってはいられないので、ひとまず圧縮処理した思考を以って優先して身体を動かし、それを後付けで統合するような処理がされているのではないか、と妄想している。この処理がすなわち意識の根幹ということになる。これには脳内の回路がある種の量子コンピューターのような構造になっているのではないか、との妄想とも通じている。幾つかの重ね合わせの可能性(記憶)を同時に処理しているが、それは瞬時に直観として答えを導きだす。だが直観は、情報が足りなければ間違った答えを導きだすこともある(往々にしてそうだと言っていい)。そのため、通常は直観に頼らずに、実際に情報を吟味し、正規のルートで演算した結果が遅れて訪れるのを待つことになる。意識は、この遅れてやってくる演算結果と直観とのズレを補正する役割を担っているのではないか、との仮説がここに成り立つ(人間が複数の未来を想起できるようになったこととも無関係ではない。複数の未来を天秤にかけることで、無数の意識の種ができる。それらを統合し、そのときそのときに生存に適した判断を行えるように人類は進化してきたと考えられる――その過程で、肉体よりも意識を優先して守ろうとした個が生存に優位な環境および社会を築いてきたため、現代人にはのきなみ肉体よりも意識を優先して守ろうとするある種の逆転現象が生じていると妄想できる)(つまり、本来は意識よりもそれを生みだす肉体を優先して守るべきなのに、人間はむしろ肉体よりも精神の安寧を守ろうとする傾向が高い)(自然淘汰の結果、そうした肉体よりも精神を守ろうとする個が生き残り、そうした進化が促されてきたのではないか、と妄想するしだいである)。人間社会において、もし、もうすこし熟考しても困らないだけの余裕のある生活を送れるのなら、おそらく人間はもうすこし賢くなれるだろう。だが、瞬間瞬間の判断が生存に有利な社会では、熟考よりも直観に頼った個が多数を占めるようになる。直観は、入力された情報を適切に処理した経験が蓄積されてこそ、精度をあげる。この訓練をしないうちの直観は、多分に偏見や差別や誤謬を含む。したがって、そうした錯誤が、不協和を社会に蔓延させる因子となる。人間の意識はおそらく、もっと容量が大きい。ただし、演算する量が増えるので、結果を導きだすには相応の時間がかかる。その時間を待てるような余裕を日々の生活のなかで築いていかないことには、人間はこのさきも「無知の知」すら自覚できない程度の知性しか日常的に発揮し得ないのかもしれない。定かではない。(参照:攻殻機動隊アンソロジー「ぼく、タチコマ!」https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9539610#5


3507:【2022/03/20*中身のない戯言】
あたりまえの話として、通常、人は、じぶんが読んでおもしろかった本を宣伝する。読まずに宣伝する場合は、仲間びいきとか詐欺とかそういう場合が大半だ。しかし現行の出版業界の仕組みのうえでは、出版後、書店に並んでから一週間の売り上げが重視される傾向が未だに根強い。だがSNS上では基本的に読んでから感想を述べたりファンになる者が大半だ。したがって、そうした宣伝効果は順当に考えるなら一週間後にでてくるはずだ。にも拘わらず、一週間の初動でその本のポテンシャルを測られ、支援の打ち切りといった判断をされる(そうではないケースもあるのかもしれません。詳しくは知りませんので、あくまで印象論です)。もったいないことである。これは備考となるが、今後世界的に、物資の不足が深刻化し、全体的に値上がり傾向がつづくだろう。すでに食料品は全体的に値上がりしている。戦争の影響であろう。政府が市場への支援を行わなければ賃金の値上がりはされず、家計を圧迫する。すると経済は鈍化し、ますます社会全体が貧しくなる。悪循環である。たとえ企業が賃上げを実施したところで、年金世代は圧迫の影響を受けつづける。公務員とて同じだろう。国のリンパ系を担う行政の質が落ち、やはり国は一時的に貧しくなると想像できる。どちらに転んでも、急激な物価の上昇は毒なのだ。書籍の値上がりもこのままでは免れないだろう。仕組みの支軸を短期的視野から長期的視野へと移さないことには、段階的にやってくる急激な変化に対応できない。これまでの時代では一つの勝ち筋に頼っていればよかった企業が、つぎつぎに経営難に陥っていくだろう。いまのうちから、勝つことよりも、いかに自在に勝負の舞台から降りても余裕を保てるか。より幅の広い活動域を築いていけるのか、が企業の命運を分けると言えそうだ。定かではありません。


3508:【2022/03/20*浅瀬のような所感】
これからさきの社会ではどんどん仮想現実のほうが物理世界よりも美しくきれいで、楽しい世界になっていく。そうすると外を出歩く者たちが相対的に減るので、観光事業は縮小していくと妄想できる。そうなれば、街から活気が失われ、大金をかけてまで景観を人工的に彩ろうとはしなくなるだろう。現実の街を歩くと物足りなさを感じるようになっていくと想像できる。しかし、仮想現実を楽しめる世代は、現実での経験値をそれなりに蓄えた者たちだ。それより下の世代ではむしろ、電子空間よりも、物理世界への憧憬を募らせるだろう。ここで仮想現実沸騰の波は一時的に緩やかになる。社会に普及しきったあとは、また再び物理世界での経験に高い価値を見出す者たちが増加していくと妄想できる。いまの学生たちにはすでにこの傾向が表れているのではないか。そうした外出の自由を抑圧されて育った世代は、目的地に限らず、遠出をするだけで満足する層である。それはそのまま、旅や冒険への憧憬を備えた世代と言えるだろう。未知との出会い。ファンタジーへの予感。これからはますます、「いまここにはないが、どこかにはあるだろう世界」への需要が増していくとポジショントークを展開して、本日のいい加減な日誌、「いくひ誌。」とさせてください。


3509:【2022/03/20*目的の相違】
以前にも並べたが、いくひしさんはお金儲けのために文字を並べてはいないが、べつにお金を儲けるのがわるいとは思っていない。むしろ、ビジネスをするなら、労働と成果物への対価は正当にもらうべきだ、と考えている。それを踏まえて、さらにお金を儲けようとするなら、いくひしさんならできることをすべてする。誰のどんな批判も、お金儲けに繋がらないならいっさい聞かない。損をしないなら耳を傾けることはない。むしろその批判すらお金儲けに利用するだろう。目的をどこに定めるのかによって、とるべく手段は変わる。当たりのまえの話である。


3510:【2022/03/20*想定は設計図よりかは緩い】
短期的視野と長期的視野は、対立概念ではない。ここを誤解している人がいそうなので、注釈を挿しておく。長期的視野は、短期的視野の積み重ねがどのような結果を伴なうかを想定することで得られる。短期的視野にはその想定が加味されていない。この違いをまずは踏まえておかないことには、大きな齟齬が生じそうだ。積み木とて、手当たり次第に積みあげていけば、ひとまず短時間では一番高く積みあげることはできるだろう。しかし、最初に土台を広く、ピラミッドのようにして築いておけば、やがては最も高い積み木の塔を完成させられよう。そのピラミッドですら、最初に頂点の高さを想定しておかないことには、最も高い積み木にはならない可能性が残る。長期的視野による結果は、短期的な成果の積み重ねである。当たりまえの話であるが、しかし実際に長期的な視野を維持して、日々を生きるのはむつかしい。いくひしさんだって、本当なら虫歯になる前に治療をするのがいいのは分かっているが、短期的な視野で、「病院こわい……」の気持ちに流され、結果として損をしている。言うは易しなのである。(ただし、部分の総和が必ずしも全体とイコールとはならないが)

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