少しずつですが、増量していっています。
追加部分は可能なかぎりコメディチックに仕立てていますが、「抱腹絶倒」いわゆる「スラップスティック」ではありません。
でもくすりとするような、にやりとするような「コメディ」には仕上がっているかなと。
主人公のコンくんはいろいろとスーパーマンのような人なので、スキがないんですよ。
だから主人公がバカをやって「笑われる」ような笑いはできない。
真面目なところがあるから、真面目を貫いて場から浮く、くらいの笑いを誘うことになります。
あとは主人公以外で笑いを作る。
今回から登場する「蓼科涼夏」はコンくんのひとつ上の高三で、七月に忠度学園に転入してきます。
こちらも大女優で、そのためコンくんと涼夏は話が合います。
高校生女優の涼夏とスタントのコンくんは〝ライバル〟でもあります。
物語全体の推進役となるのが、ふたりの〝ライバル〟関係です。
果たして、女優とスタントの〝ライバル〟関係とはどのようなものなのか。
そこから「スラップスティック」は巻き起こるのか。
第6話までは3段構成6,700文字があるので、「スラップスティック」は後半6話で組み込むことになります。
我ながらスロースターターだなと思いますが、第1話である程度の「興味を惹く」話にはなっているので、そこを強化して後半まで読ませるくらいの魅力になるかどうか。
前半6話はほぼプロットどおりに展開しています。後半6話は増量したぶんだけ流れが変わってきます。
変わるくらいの増量を行っているので、撮影が始まるところから「スラップスティック」が前面に出るといいかなと。
今のままでは「1話切り」が多いと思うので、全体を書き終えたら、第1話だけ再度手を入れます。今の第1話は暫定版ということで。
それでもラブコメらしい第1話ではあるんです。
ただ、全体を通して見たときの「私らしいラブコメ」らしさを表現できているか。
迷わず書き進めてみます。
今回のように、二周目に突入してもいいんですからね。
Web小説に求められるラブコメ像は「スラップスティック」だと思うのですが、それだけがラブコメではないと思います。
「ラブコメ」イコール「スラップスティック」という構図に一石を投じることができるのか。
それも含めて「私らしいラブコメ」をめざします。
まあ「恋愛」ジャンルで投稿した『昨日の君の物語』が「私らしいラブコメ」っぽいんですよね。
あの方向性で書けば「私らしいラブコメ」になりそうです。
でももう少し方向を変えたものにして幅を出したいですね。
迷いも多いですが、まずは書き出してみます。
苦手ジャンルだからこそ、一発でオーケイにはならないはずですから、二周目で増量していけばいいかな。
明日は朝から執筆できればいいんですけどね。
頑張ります!