IHIは日経平均株価の上昇から寄り付き後に急騰しましたが、その後軟調になってマイナスに転換しています。
ローソク足の並びは今年9月上旬と酷似しており、再現性があると考えれば、もう少しで反転上昇への転換が期待されます。(おそらくAIもそこを見ていると思います)。
IHIの材料は「宇宙分野」と「ボーイング社の労使交渉妥結」です。
「宇宙分野」は実績を出していますので伸びる要因としては申し分なし。来週の決算でもしっかりと盛り込まれるはずです。
ただ「ボーイング社の労使交渉妥結」がなかなか遠い。一度大幅な賃上げで合意したのですが、経営側からの回答は35%増。労働者は40%増を主張して譲らず、交渉が決裂しました。この交渉はおそらく大統領選まで続くと見ています。
以上のようにIHIは楽観材料のほうが強いため、現在のマイナスは投機による可能性が高いですね。
AIとアルゴリズムが動いていますから、投機としては毎日大きな幅で動くIHIは格好の銘柄。
だからこそ、日中の値動きを追うよりも、日足チャートでのローソク足の並びにこそ注目するべきです。
前場においては上ヒゲの長い陰線ですが、下ヒゲも付いているので盛り返そうという意欲が見て取れます。
後場の値動きが弱めな銘柄でもあるので、後場でどこまで盛り返せるか。
今日も陽線で終われるかが試金石です。
目立った下げ材料がないのですから、後場の調整で陽線まで戻すと見ていますが、果たして。
さらに、このところの下げは決算発表日の2024.11.6まで続く可能性が考えられます。
好業績は確実なので、そこからの反発は強いものになるはず。
アメリカ大統領選の時期とも近いですので、双方をにらみつつ、株価が推移すると見られます。