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IHI[7013]の株価推移(2024.10.28)

 IHIは日経平均株価の上昇から寄り付き後に急騰しましたが、その後軟調になってマイナスに転換しています。

 ローソク足の並びは今年9月上旬と酷似しており、再現性があると考えれば、もう少しで反転上昇への転換が期待されます。(おそらくAIもそこを見ていると思います)。

 IHIの材料は「宇宙分野」と「ボーイング社の労使交渉妥結」です。
 「宇宙分野」は実績を出していますので伸びる要因としては申し分なし。来週の決算でもしっかりと盛り込まれるはずです。
 ただ「ボーイング社の労使交渉妥結」がなかなか遠い。一度大幅な賃上げで合意したのですが、経営側からの回答は35%増。労働者は40%増を主張して譲らず、交渉が決裂しました。この交渉はおそらく大統領選まで続くと見ています。

 以上のようにIHIは楽観材料のほうが強いため、現在のマイナスは投機による可能性が高いですね。
 AIとアルゴリズムが動いていますから、投機としては毎日大きな幅で動くIHIは格好の銘柄。
 だからこそ、日中の値動きを追うよりも、日足チャートでのローソク足の並びにこそ注目するべきです。

 前場においては上ヒゲの長い陰線ですが、下ヒゲも付いているので盛り返そうという意欲が見て取れます。
 後場の値動きが弱めな銘柄でもあるので、後場でどこまで盛り返せるか。
 今日も陽線で終われるかが試金石です。
 目立った下げ材料がないのですから、後場の調整で陽線まで戻すと見ていますが、果たして。

 さらに、このところの下げは決算発表日の2024.11.6まで続く可能性が考えられます。
 好業績は確実なので、そこからの反発は強いものになるはず。
 アメリカ大統領選の時期とも近いですので、双方をにらみつつ、株価が推移すると見られます。

2件のコメント

  •  ニュースとして「防衛関連株の軟調」が挙げられていますね。

     自民党が推し進めようとしていた防衛費GDP2%の施策が打ちにくくなるとの観測からです。
     しかしアメリカ大統領選でハリス副大統領とトランプ前大統領ともに、日本の防衛費増を訴えているため、どちらが選ばれても防衛関連株は上げる公算が高いんですよね。
     なので、今日の下げは一時的かなと。
     実際、寄付き後に上げているのがその証拠。
     上げたからAIが空売りを始めたように映ります。

     IHIはスイングトレードとして見たほうが株価に振りまわされなくていいですよ。
  • どこよりも詳しい情報をありがとうございます!
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