現在執筆に向けて文章を整えている『秋暁の霧、地を治む』で、物語の3/4が過ぎた時点での52,120文字しかなかった……。第六章から第八章までが手直しなしで32,700文字でした。残り15,000文字。これは一章余計に作らないと埋まらないかな。
でもこれ以上無駄なシーンを増やしたくないし、出来事を増やすと散漫で冗長になりかねない。一話をできるだけ長くする手もあるけど、それには会話文を増やさないといけない。
私の作品はライトノベルとしては会話文が少ないほうなんですよね。
端折れる会話文は端折る主義なので。
それでも視点固定で元の『暁の神話』で「三人称視点」だったものを主人公の「一人称視点」に切り替えているから、増えも減りもするんですよね。
主人公の王国軍側はこれまでどおりに書けるのですが、帝国軍側のシーンがまるまるカットとなり急遽王国軍シーンへ転換してやりくりしています。
これがなかなか難しくて、同じ分量を確保できないんですよね。それであえて会話文を増やして対応していますが、今読み返すと「散漫だなぁ」と感じます。どうしたものか。
とりあえず『秋暁の霧、地を治む』を最後まで「一人称視点」へ変換してみて、総文字数をカウントしてみますね。これで増やすシーンが作れないかチェックします。
今の感じだと、現在の文体では文字数を稼げない。
ライトノベルに寄せて会話文を増やしてみるか。でも会話文が少ないほうが書きやすいんですよね。昔から会話文の少ない小説を書いていたので。しかも中学生時代からほぼ「三人称視点」でしたからね。「一人称視点」での会話文の適切な分量がなかなかわかりません。
そもそも戦争ものを「一人称視点」で書くのはかなり難しい。
司馬遷氏『史記』や陳寿氏『三国志』は「三人称視点」なんですよね。だからどうしても「三人称視点」で挑みたくなります。
でも『三国志』の人気が出たのは吉川英治氏が劉備と諸葛亮が主人公の「一人称視点」にしたからなんですよね。もちろん関羽と張飛が主人公になるパートもあったのですが。
まぁ明日は添削一件抱えているので、今夜は少し推敲して文字数を増やせそうか確認してみます。
頸椎椎間板ヘルニアで体調不良になる日が増えているのが悩ましいところですが。
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ということで、現在はとりあえず私の執筆と体調を整えるのを優先していますが、気分転換になればと近々添削募集を行なう予定でおります。
ただ、明確に「いつ」とは断言できませんので、募集開始の「近況ノート」をお待ちくださいませ。