• ミステリー
  • SF

「ラブ・ストーリー」にならなかった「ラブ・ストーリー」

カクヨムをご利用されている方々の小説を読むと、文章やストーリーが、ジェットコースターなみに「ひゅんと走って3回まわってグルリンポン」といった刺激とスピード感を感じる作品が多いように思います。

今の時代、刺激的なストーリーや文体が、好まれているようにも思います。
「刺激」これは麻薬のようなものだと私は思います。一度「刺激」に慣れると、さらに強烈な「刺激」を求めないと満たされなくなります。

と、分析してみると、「ああ、私はこの波には乗れないな」と思います。
私の文体は、「小川の流れ」と表現できるように思います。特別刺激的なこともなく、静かに落ち葉が流れていくような文章だなぁと、最近思うようになりました。
この文体を、刺激的なストーリーや文体に変えられるか? と自問してみたら、「NO」でした。
持って産まれた表現力は、そうそう変えることはできないんだなと思います。

というわけで、ただ静かに流れていくだけの小説をアップします。ご記憶がある方もおられるかもしれませんが、1年前に一度アップしたことがあります。

「ラブ・ストーリー」にならなかった「ラブ・ストーリー」
多くの方が、実らなかった「初恋」の物語を持っているのではないでしょうか?

人生には何度も岐路があり、その時々、今とは違う選択していたら、別の人生を歩んでいただろうな……。

ということがたくさんあったと思います。

このお話は、そんなことを思いながら、「オノマトペ」を多用し、「心の声」だけで「物語」が進みます。

あの時、彼等の人生が交わっていたら、どうなっていたのだろうか?

その答えは、私にも分かりません。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する