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師弟の叶わぬ距離

私、零娘(れいこ)っていう、ごく普通の女子中学生。
私はネットでとある人に憧れを持っている。
彼女の名前は、ルノア。

ルノアちゃんとは、友達であり、師匠。私の夢は、ルノア師匠にフォローしてもらうことだった。
毎週出してくれるストーリーを見て、自分の感想をコメントすると、師匠はそれに応えてくれる。
もしかしたら、ここまで師匠に執着するのは、恋心ゆえになのか...それはもうどうでも良くなっているけども。

――――いつのまにか、師匠は知らないゲームに手を伸ばしていた。
――――そして、そのまま知らない業界に足を片足入れていた。

もちろん追いかけた。業界が変わろうと、彼女への憧れは消えていなかった。
だけど、その業界の絵などを公開しているのをみて、コメントをしていると、不意に悲しくなってくる。

私は...ルノア師匠が、どこか別の、私にも分からない場所に行ってしまうんじゃないかなと思ってしまって。

――――私も、ルノア師匠に、追いつけたらよかったのに。
――――嗚呼、神様。どうか、ルノア師匠を...


私に縛り付けて、離さないようにしてくれませんか。


ヤンデレだとか、メンヘラだとか言われてもいい。ルノア師匠...私は貴方が好きです。
たとえ言えなくても、たとえ振られても、ルノア師匠のことはずっと忘れないですよ?
こんな私を、どうか、どうか、受け入れてくれないでしょうか?


ルノア師匠♡

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