先日完結させた『太陽の姫 月の石』ですが、このたび元ネタをくれた友人と無事に連絡が取れまして。(実は卒業以降ほとんど連絡を取っておらず、メールが届くか心配だった……笑)
約××年越しの完成報告と共に(かかりすぎ!)、頂いた素敵な元ネタを披露する許可も頂いたので、早速掲載をさせてもらいました!
迷ったのですが近況ノートでは流れてしまうのがもったいなくて、おまけという形で本編の後に公開させてもらいました。
(そのために一瞬、ステータスを連載中に戻さざるを得なかったのですが……確かあまり良くないでしたね。一度きりなので、すみません!)
改めて見てこれ、友人のまとめ方が上手いなあと感心しています。
本当は彼女自身が書いたらどうなるかちょっぴり見たかった……(笑) お話を書く子ではないので、無体なんですけれど。
もらったネタは取りこぼさないよう、気をつけたつもりです(主人公の『青いイメージ』とか服の色にしか反映されてませんけど……!)
このネタをもらった時に、最初に気になったのがたぶん、友人は何気なく書いたであろう『~等々何とかして下さい』という文言でした。
つまりこれはあらゆる問題をきっちり解決した、完全ハッピーエンドの物語かなと。(※沙倉が普段書く話はもっと暗いです。完全なハッピーエンドは今作が初めてだったんじゃないかしら)
そして「世界を崩壊させずに元に戻る方法を考えろ」と。あ、ちゃんと戻るとこまで書かなきゃ駄目なのね……と(笑)。
ただ少し難しいなと思ったのが、元に戻れる魔術的な理屈を考えても、設定をこねくり回しているだけで、面白くないなと思ったんです。長くて中編程度に収めるつもりだったこともあり、そこで凝ってもな、と。
だから主人公が元に戻らねばならない『理由』を設定し、その『理由』に対して解決を図る、という処理を選びました。で、どうなったかは作中の通りですが……。
あとは指定されたストーリーのまま、成り行きで書きました。どのくらい成り行きだったかというと、書き始めの時点で日蝕を使う考えはカケラもなかった(笑)
途中まで書いて放置していた時に、たまたま生で皆既日蝕を見る機会に恵まれて、それで思いついて続きを書き上げたんじゃなかったかな。で、書き上げたものの設定面がぐちゃぐちゃになっていて、それに手を付けないまま気がつけば××年……と。
我ながら、気が長すぎる。(というか、いい加減すぎる……)
そんな自由すぎる遊び方をしてしまいましたが、素敵なネタをもらったこと、冒険させてもらったこと、本当に楽しませてもらいました。
改めて友人、ありがとう!
そして拙作を読んで下さった皆さまにも、心からの感謝を。
ありがとうございました。