シリーズっぽいタイトルを付けてみたけれど、続くとは限りません(笑)
さて、みなさんは何のために物語を書くのでしょうか?
以前に某所でこの話題になった時、たしか私は書くことと生きることは同じようなこと、みたいな回答をしました。
読書好きの延長で小学生の頃には作品を書いていましたし、ほうっておくと次々と脳裏に物語が浮かんで、書かずにはいられない。書いていないと落ち着かないどころか、感覚が麻痺して生きてる気がしなくなってくる……といったような具合で、私にとっては「作品を書かずに生きる」ほうが、むしろ特別な理由がないとできないことでした(受験とか、仕事が忙しすぎてといった場合に最低限のブレーキはかかる^^;)
ただ……ですね。
『ホワイトフィールド』を書き上げた頃から、この「とにかく書きたい」という衝動のような気持ちが、不思議と湧かなくなってきていて。
大人になってからは無尽蔵に物語を思いつくという状態は無くなっていたのですが、それでも隙があれば書きたい気持ちは変わらなかったのに、今は書かなくてもそれはそれでいいかなーみたいな。
枯渇した、というよりは、落ち着いた、という感じなんですけれど。
私にとって「作品を書く」ということは、根底ではあの物語のための答えを、探し求める過程だったのかもしれません。
じゃあ今後は書かないのかというと、そういうつもりではないのですが。
周知のとおり(?)ホワイトフィールドは行き当たりばったりのごった煮状態で、始めと終わりの品質さえ全く別物になっているので。改めて一定のレベルを保ちつつ、書きたかったことがきちんと伝わるような物語の形にできればと考えています。
そうですね、今は「物語を書きたい」ではなく、「この作品を書きたい」というのが、私の思いです。
何年かかるか分からないし、逆にかけてもいいと思っていて。カクヨム向き(ウェブ小説向き)のスタンスではないのでしょうけれど。
写真家をやってる友達が、「毎年個展を開く作家さんもいれば、十年二十年掛けて一冊の写真集を創る作家さんもいる。私は後者のタイプ」と言っていて。
私も後者なんだろうなーと思います。つくづくカクヨム向きではないんだけど(笑)
まあ、今はとにかく身体を治さなければ何も出来ない状態なので、すべてはそれからなのですが(結局だいぶ悪化させてしまった)
これで治った途端また書きたくてたまらなくなったりして……!? そうなったら厄介なような嬉しいような、困ったような(笑)
まぁどうなるやらですが、引き続きのんびりいきます。