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【太陽の姫 月の石】完結しました

本日の更新で、無事『太陽の姫 月の石』が完結しました。
(相変わらず予約投稿を使っていたので、作品のステータスを完結済に変更するのが少し遅れてしまいました。すみません)
アホみたいな解決の仕方してますが、まあひとまず全部何とかなったよ、ということで……(笑)
狙ったわけではないのですが、七夕に完結するというのは何だかこの作品らしいかもしれませんね。

ところでこの話、大学時代にサークルの友人からネタをもらって書いたのですが、個人的に、その友人にもらった忘れられない名(迷?)言があります。

『おまーは本当に【へなちょこ】という言葉が似合うなあ!』

……期待通りにへなちょこな作品になっているのかどうか、わかりませんけれども、少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。


※※※以下、若干のネタバレ注意※※※


作中に出てくる『青い花』について、少し補足をしておこうと思います。

まあ読めば分かるかと思いますが、これは「わすれな草」の想定です。

川に流される騎士が「私を忘れないで!」と言って恋人に投げたというドイツの伝承は有名ですね。
他に、女神に黄金を与えられた羊飼いが「私を忘れないで」という青い花を置いていこうとしたために、落盤に遭って死んでしまう……みたいなギリシャ神話めいた伝説もあるようです(手持ちの本にはこれもドイツのとありますが、どうなんだろう?)

さらには「自分の名前を忘れてしまった花に、神様が二度と忘れないよう『わすれな草』とつけた」なんてキリスト教系の伝承もあって、これは名前視点で「私を忘れないで」なのか? わかりませんけれど(笑)

この花の英名はforget-me-not、つまり「”私を”忘れないで」とはっきり言っています。一方、和名の「わすれな草」はただ忘れないとあるだけで、”私を”なのか”あなたを”なのか、何だかよくわかりません(実際に後者の意味で使っている言い伝えがあったように記憶していたのですが、どうやら紫苑かなにかと混同していたよう)

そんな日本語らしい?曖昧さが今回、叙述トリックのネタになっているのですが、逆に初出の時に意味のピントがぶれるのを嫌って、作中ではあえて英名forget-me-notの直訳「私を忘れないで」を花の名前として採用しています。

……そんなところ気になる人がいるのかどうか分かりませんが、補足でした。

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