こんばんは。
小説の本文以外を考えるのが激しく苦手なSkorcaです。
三谷 朱花様の自主企画『あらすじ、書きます』に参加させていただきまして、拙作『遺形の承継者』のあらすじを書いていただきましたので、ご紹介いたします。
以下、コメントより転載
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☆あらすじ
「……あの、ですね、ディル。ちょっと怒らないで聞いてほしいのですが」
両手の縄を切って貰ったヴィーは、自分より背の低い恩人に向かって申し訳なさそうな顔を向けた。
「食糧が、ないです」
ディルが絶句する。無理やり賊に連れ歩かれていたディルは、空腹だった。
「食糧を手に入れるための、お金も無いです」
先ほど逃げた賊に、ヴィーは金目のものを盗まれていた。
ディルの絶望を現すように、お腹の音がか細く響く。
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断然、とっつきやすいあらすじではないか……!
自分が作品紹介を書こうとすると、あれを書いたらネタバレになる、これを書いたらネタバレになる、何も書けん……! となってしまうので、余計な情報を持たない私以外の方がこの作品のあらすじを書いたらどうなるのか? は以前から興味がありました。
初投稿に際してあらすじを考えたときは、頭が完全にシリアス寄りになっていた(気合を入れてシリアスを書いているつもりだった)ということもあり、作中の会話を出すという発想がまったくありませんでした。
コメディなどの作品紹介ではお見掛けしますが、自分の作品に対して会話がこんな風に使えるとは思ったこともなかったのです。
しかしこの手法は、作品の雰囲気を垣間見せるという点でとても有効に思います。
自分の苦手分野ということもあり、大変勉強になりました。
素敵な企画を開いてくださり、そして素晴らしいあらすじを書いてくださった三谷様には、重ねてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。