新作短編カクヨムコン短編応募 教会の懺悔室より愛をこめて 投稿
ワンパンマンから学んだ最速で面白くする技使用してみた
文字数2,801でこのレベルのいい話はなかなか破格だな
演出が足りなくてもなかなか最短にいい話にできている
一部公開本編は各自見てね
『愛の女神クレイトス歴代神父書伝』
ここに愛の女神の歴代神父が書き残した珠玉の愛のエピソードをまとめてつづる。
そしてこの最初のエピソードは真偽は不明だが一番の愛のエピソードであると私は個人的に思っている。
これは人間と魔物の奇跡の愛のエピソードだ。
◇
これは私が愛の女神クレイトスの神父となり教会の懺悔室で体験した実話である。
私は当時教会の懺悔室で愛の女神クレイトスの信徒として愛に対する相談に日夜明け暮れていた。
その仕事は愛の黒い部分をいやというほど目の当たりにする苦痛の日々であった。
そんなある日一人の女性が懺悔室に現れた。
当然愛の女神の神父が見かけで判断せず邪な心持たないように私がいる部屋と相談者のいる部屋は厚い壁で隔てら、れ小さな穴から声しか聞こえない。
「懺悔したいことは何でしょうか?」
「私は魔物です」
私は耳を疑った魔物といえば人間の敵であり、言葉の通じる魔物ですらほとんどいない危険な存在それが隣の部屋に、言葉を失った私に魔物と名乗る女性は続ける若い女の声でだ。
「私は魔物ですが人に危害は加えないそして私には人間の夫がいました」
その言葉に私はさらに困惑した。
魔物と人間は混血はできない。
できるのは魔物の姿の子供のみと多くの人は知っている。
つまりこの魔物は同じ魔物を増やそうと――
「困惑されるのは仕方ないですが私の話を最後まで聞いてください。この話を私は愛の女神に聞いてほしい。もしかしたから貴方に言うことで女神の耳に入るのかもしれない」
「わかりました聞きましょう」
最初はただの好奇心だった。
邪悪な魔物が愛の女神に聞いてほしい話私は聞きたくなった。
「私は魔物で力が強いせいか人間に似た形を持っていて。そんなある日罠にかかり動けなくなってしまった。そんな時一人人間の子供が現れた。その子供は何も言わず私の罠を解いた私は不思議に思い尋ねると顔を赤くするだけだった。私は恩を返すために何かしてほしてかきくと少年は真っ赤になって「僕のお嫁さんになってほしい」と言ってきた。私は鼻で笑い逃げるように見せかけて子供の陰に潜み恩を返す機会を伺った。しかし何年たってもその機会は訪れず。ある日子供の親は死んでしまった。その顔を見てよくわからないがお嫁さんとかいうのになれば恩を返せると思いその人のうちに人に擬態して、ご共から少年になった彼の家に押しかけ嫁ににっなてやると押し掛けた。断られるだろうと思っていたけどすんなりと受けれ入れられ拍子抜けしたけど、少しつづ関係を深め初めて手を握られた嬉しさはいまだに覚えている。初めての口づけはとても幸せな気分となり体で通じ合ったときは天にも昇る思いだった。私は人間の嫁という生き物ついて学び人間の言葉裁縫料理を覚え彼に尽くした。とても幸せで代えがたい日々でした。しかしそれから彼は病気になってしまった。彼の死の間際二人だけにしてもらった私はすべてを打ち明けた。死の間際の彼に秘密を打ち明けない自分を許せなかった。ずっと騙していた負い目もありまた。しかし魔物の姿となった私に彼は優しく「最初……から……知って……いたよ……初めて……好き……に……なった……女の子……わか……らない……わけが……ないよ……」彼は私しが魔物としっていてもずっと愛してくれた……それがとても嬉しかった。そんな私に彼はつづけた「ありが……とう……僕……初恋……大好き……君……君の……おかげ……僕は……幸せ……だった……愛して……いる……よ……」「あなたーーーーーーーーーーーーーー!」私は彼の亡骸に縋り付き三日三晩泣いて過ごしました」