はい。2000PV突破です(軽っ)
いやはや、これは実に喜ばしいことです。自分がここまで書き続けて来られたのも、拙作を読んで下さった全ての読者の皆様方のおかげです。この場を借りて、お礼とさせていただきます。
ここまで連載が続いているPEAXIONも、現在はVol.03の中盤に差し掛かったあたり。(既にTwitterなんかでは度々告知していますが)実はこの作品は大きく分けて前篇・後篇の二部構成となっていまして。全Vol.05を予定している第一部も、ようやく折り返し地点までやってきたところですね。
さてさて、少し話が脱線してしまいましたが、今回は無事に2000PVを達成したということで、恒例(?)の特別企画をやりたいと思います。
500PVの時には『アレックスのキャラクター造形について』を語り、1000PVの時には『アレックスに100の質問』ということをやりましたので、「流石にもうアレックスはいいよ……」と皆さんも思ってることでしょう(というか作者が一番そう思ってる。もうネタバレくらいしか語ることがない)。
ですので、今回は少し趣向を変えて、この『PEAXION-ピージオン-』という作品の原型となるプロット……いわゆる“プロトタイプ版PEAXION”について語っていこうと思います。
といっても、このプロトタイプ版と現在連載している決定稿版とでは、もはや別作品と言っても過言ではないくらいに変更がなされているので、物語の展開なども本編のそれとは大きく異なります。ですので、ネタバレも気にすることなく読めますので、安心して下さい笑
◆PEAXION プロトタイプ版◆
【プロトタイプ版の段階で、エリーは存在すらしないキャラクターだった】
本編ではメインヒロインとして登場するエリー=キュル=ペッパーですが、プロトタイプ版では設定変更云々以前に、そもそもエリーというキャラ自体が存在していませんでした笑
では逆に『プロトタイプ版では誰がメインヒロイン扱いだったのか?』という疑問が浮かばれているかと思いますが、実は(本編にも登場している)インデペンデンス・ステイト陣営のドロレス=ブルームがメインヒロインポジでした。プロトタイプ版と比べると彼女の出番はだいぶ減らされてしまいましたが、ドロレスにも色々な秘密が隠されていますので、是非ともそこは本編を読んで確かめていって欲しいですね!
【ミランダは元々、別作品に登場するキャラクターだった】
主人公の仲間として登場するミランダ=ミラーですが、実は元々『PEAXION』とは別の作品として構想していた、『南極を舞台に労働者達がロボを発掘して戦うお話(要約)』に登場するサブキャラクターでした。ミランダはその作品ではなんと『実は宇宙人であり、主人公らを監視する為に送り込まれていた諜報部員だった』というトンデモ設定!
あ、PEAXION本編でこんな超展開には絶対にならないのでご安心下さい笑
【プロトタイプ版PEAXIONは所謂“ループもの”だった】
ある意味、一番大きな変更点です笑
本作には人型兵器“ダイバーシティ・ウォーカー”が登場しますが、プロトタイプ版ではその上位種として“ダイバージェンス・ウォーカー”なる機体の登場が想定されていました。
しかもそのダイバージェンス・ウォーカーは全機体が『ダイバージェンス・バウンド』という名の時間遡行を有しているというこれまたトンデモない設定!
要するに、当初は時間遡行能力を持つ機体が複数登場し、『戦争が終わるまで世界を何度もループさせる』という破天荒な物語を構想しておりました(まど◯ギ風に例えると、暁美◯むらが同じ時間軸上に複数いるイメージ)。
しかし、この『上手く行くまで何度もリセット』という作風では肝心の『戦争の悲痛さ』を十分に描ききることができないと判断したため、現在の形に変更がなされました。
ですので断言します。(現在連載している)PEAXIONは決してループものではありません!!
【デフは序盤で瓦礫に潰されて死ぬ予定だった】
これも今となっては衝撃的かもしれませんね笑
アレックスを虐めていた不良のデフ=ハーレイは、本編ではアレックスと和解し親友キャラクターとして活躍していますが、なんとプロトタイプ版ではコロニー襲撃の際にそのまま命を落とす予定だったのです。しかも、アレックスに助けを求めながら、直後にソリッドの残骸が頭上から降ってきて圧死するというなんとも悲惨な最期を想定されていました。これによりアレックスは『(自分を虐めてきた不良とはいえ)デフを見殺しにしてしまった』という後悔に苛まれることになるーーという流れでした。
では、なぜ彼が生き残る形に変更がなされたかというと、『アレックスがピージオンに乗らざるを得ない状況』を作るために、デフが偶々相応しかっただけという理由です。
平和主義の持ち主であるアレックスが自発的に戦闘用のロボットに乗り込むなんてシチュエーションは、それこそ『知り合いの上に覆い被さる瓦礫を退かす』くらいのものなんですよね。
この変更によってデフは生き延びる結果となりましたが、まさか彼がDSWに乗って戦うことになるとは、プロトタイプ版を構想している時点では思いもしませんでした笑 それだけに、今の彼を見ていると感慨深いものもあるんですけどね!
他にも『ミリアが当初は“アカネ”という名前の義妹だった』、『ミドが同性愛者でしかもヤンデレだった』等、プロトタイプ版との変更点は語り尽くせないほどにありますが、とりあえずここまでとしときます笑
只今連載しているPEAXIONは、いわば自分の中で紆余曲折した結果、生まれた物語でもあります。勿論、私にとっての処女作ということもあり、文章や構成に関して拙い点も多々ございますが、それらに関しては時折改稿をするなどして今後もブラッシュアップをしていこうと考えております。
ではでは、今後とも拙作『PEAXION-ピージオン-』を、どうか宜しくお願いします。
以上、東雲メメでした!
P.S.好きなロボソンとか、皆さんはあるんですかね……? ちなみに僕は『メロスのように 〜LONELY WAY〜/蒼き流星SPTレイズナー』を推しますね! もしよければ、皆さんのフェイバリットロボソングを1つ書いていただければ嬉しいデス……!(1つだけよ!)