生成 AI は、情報(言語だけでなく映像でも良い)を「トークン」に分けて、そのトークンが連続する確率を算出することで学習データに内包された論理を学習することによって形成されます。確率を算出する研鑽手順が30年ほどかけて計算量が少なくて済むよう改良されました。その始まりから改良までが、2024年において初めて物理現象ではなく計算手順(アルゴリズム)にノーベル物理学賞を与えるべき業績と認められました。
ここについてはコメントしづらいです。データが膨大で学習の傾向を人間が制御するのが難しい「じゃじゃ馬」であることに難儀している段階でして。ただしファクトチェックと思想教育は紙一重ですから、今は人海戦術で、将来には複数の生成 AI による相互監視で、真実とは言えないものの妥当な応答をするように作ろうとしています。
端緒に戻ると、既に記された言葉に内包された論理を読み取ったところから生成 AI は作られました。人間は自分たちが互いに伝えるために文学も法学も数学も夜のお話も全てネットに記しました。頭の中を全てネットに吐き出してしまいました。ネットに記された言葉が隠し持っていたものが生成 AI の回答となって表に出てきているんです。