海の景色はいつ見ても美しい。
夏のキラキラ輝く穏やかな海。
冬の荒々しい濃灰色の海。
海辺に住まないぼくにとってもどの景色も味がある。
海の景色は当然だが海だけ。
そこにちょっとしたアクセントがあれば、景色はガラッと変わって見える。
例えば海を眺めていて、遊覧船がゆっくり横切ってきたら、ついつい見入ってしまう。
ぼくが出会ったアクセントは小さな島。
それも一つや二つじゃなくて・・・。
広島県に弥山(みせん)と言う山がある。
ロープウェイを乗り継いで、さらに山道を歩くこと30分で展望台に辿り着ける。
そこから瀬戸内海を一望することができる。
今までに見たことがない景色だった。
きれいな海に小島が点在する。
海だけならすぐに飽きてしまうかもしれないが、無数の小島があるといつまでも見ていられる。
ちょっとしたアクセントがあれば、よく知っている海が別物に見えてしまう。
ぼくがそこに行った時は冬だった。
次は夏の景色を見てみたい。