午前1時、突然の豪雨。
ぼくは目が覚めた。
午後11時に就寝してまだ2時間しか眠っていない。
明日は朝から出勤しないといけないから、何とか眠ろうとするが、雨の音があまりにうるさい。
焦れば焦るほど目が冴えていく。
そうなってくると、普段気にもならない扇風機の機械音や風でカーテンが揺れる音までが気になり出す。
もう悪循環のスパイラルだ。
3時間ほどあがいてみたが、どうにもこうにも眠れない。
もう眠ることを諦めてこのまま起きていよう、そう覚悟したあと、すぐに眠りに落ちた。
あのもがき続けた時間は、一体何だったのだろう。
人生もそんなものなんだろうな。