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景色消去について

巧くもないのにちょこざいな視覚効果を狙うものだから、むしろずいぶん見づらいものになっています。。。

このタイトルですが、10年くらい繰り返し書いてまして、そのたび内容も変えているのですが、これだと言えるところにまだ到達していません。はじめの着想は繰り返される

  雨が景色を塗る
  夜が景色を塗る
         ──青く

からでした。雨と夜の状況と、それが景色に青を注してわっと色がつく印象があって、これを巧く使いたかったのです。

語られている内容は、今回作った分が一番伝わらない気もしていて、なかなか読者に失礼な作品になったと思っています。なのでちょこちょこ手直ししたり、ひょっとすると作品自体消してしまうかもしれません。

で、内容ですが、これは当時の消えたい願望や、タナトフォビア気質からの脱出を試みて、死と生はそんなに違ったものではないという到達点を書こうとしています。多少の縁も関心もあってか、仏教的といって言えないこともないかもしれない現実感覚です。ほかに要素となっているのは量子論(の漠然とした)に関するイメージも無関係ではありません。

人にそれを追体験させる装置を作りたかったのですが、どうも生来の独りよがりと奇の衒いが強すぎるようで、なかなか満足した作品となっていません。

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