白石 幸知

　3人1チームとなって争う高校将棋団体戦。そんな高校将棋団体戦の全国大会（通称：総文祭）出場を小学生のときに幼馴染の米野久美と約束した麦田翔太は、とある経緯から自分はもうチームに…

　鳴沢裕典には、付き合って3年ちょっとになるひとつ年上の、入院中の彼女──深浦明日奈がいた。 　裕典が大学3年生の夏休み、サプライズ的に明日奈は「退院した」ことを伝え、ずっと入…

　ブックターミナル中野店。僕、小松朔が働くアルバイト先。そんなバイト先に、中学生のときに告白して振られたきり離れ離れになっていた幼馴染の春江陽葵がやって来た。 　僕はとうに陽葵…

　高校からの腐れ縁の友人・市川笑菜の描いた漫画の世界に、死の間際に連れてこられた僕──都賀優作。笑菜のお願いで、些細なことすれ違ってしまった幼馴染、本当に好きなのに罰ゲームで嘘の…

　石原悠乃は都内の大学に通う2年生。悠々自適なひとり暮らし生活を過ごしていたけど、春休み中、4歳年下の幼馴染・松江伊吹が「（ガチの）婚姻届」・「はるにいとけっこんするとどけ」の2…

　ある梅雨時の放課後、高校2年生の保谷凌佑は、幼馴染で同級生の高野梓に告白される。凌佑はその告白を受けるも、どこか不安な気持ちを抱く。自分たちが上手くいくかどうか、の心配ではなく…

Q「ファーストエンカウントが胸チラしてゴミ袋投げつけられるという事件の男女がその後進展することは可能だろうか？」 A「現実なら無理かもしれないけどそれでも進展させるのがラブコメ…

ブックターミナル新宿店。そこは、僕、八色太地がバイトで働いているチェーンの古本屋だ。夜番の同僚は誰もがキャラが濃くて、大人しいけどこっそりＢＬ漫画を描いている井野円、ゲームへの愛…

　ある春の日の帰り道、僕──八色太地──は同学年の物静かで大人しい井野円がひったくりに遭う現場に遭遇した。たまたま近くにいたことから、なんとか盗まれたカバンもひったくりも捕まえる…

とある事情から地元を離れて東京に引っ越していた僕、高浜廻。高校二年に上がった段階で慣れ親しんだ地元に戻ることになったけど、なぜかそこには会ったこともないひとつ年下の女の子、日立…

僕の間違いのせいで、喧嘩別れになってしまった幼馴染の君から、スマホ越しに声が届いてきた。とりとめのない思い出話を経て、君はあることを伝えてくる──

木の上にのぼっていた猫を助ける拍子に雪に突っ込んでしまい、風邪を引いた僕。ひとり暮らしをしているから面倒を見てくれる人がいなくて、熱が下がらないまま数日苦しんでいた。すると、そん…

需要があるとは思えませんが目に入って気になったので置かせてもらいます……。

※1エピソードあたり1500~2000文字を目安に執筆していきます。文庫本見開き2ページくらいで1話です。 ※あらすじ最下部にファミ通文庫大賞用あらすじあり。未読の方ネタバレ注意…

幼馴染を病気で失った僕は、やり過ごすように高校生活を過ごしていた。涙は枯れることなく、次の春を迎える。学校から帰ると、幼馴染から貰ったぬいぐるみがいつも置いてあるベッドからなくな…

ラブコメっぽいラブコメってこれでいいですか？（https://kakuyomu.jp/works/1177354054893141705） の番外編です。2冊目第114話くらいを…

高校卒業間近のある日、僕は二年生のときに同じクラスで人気者の松井さんに呼び出される。呼び出しの内容はどうやら告白だったのだけど、事態を飲み込めなかった僕は咄嗟に逃げ出してしまって…

「キミの描く世界で奇跡を見たい」（https://kakuyomu.jp/works/1177354054893675392） のアフターストーリーです。本編未読でも楽しめるよう…

ラブコメっぽいラブコメってこれでいいですか？（https://kakuyomu.jp/works/1177354054893141705）　のサイドストーリーです。本編を読んでい…

数々の功績を残してきた偉大な先輩が卒業してしまい、部員数2人となってしまった僕が所属する文芸創作部。生徒会から存続のために提示されたのは「8月末までに小説投稿サイト『かけかけ』に…

ある過去を抱えるため、「恋ができない」高崎陽平。そんな彼の前に一人の少女、及川遥香が現れる。彼女とは初対面のはずだが、どこか記憶が残っているような気持ちになる。陽平の親友、戸塚恵…

水野蒼汰と小山田佳奈は幼稚園からの幼馴染。何かあるたびにドジをしてしまう佳奈のフォローをしている蒼汰は、佳奈に片想いを拗らせていた。埋めることができなかった幼馴染の距離を、蒼汰は…

ずっと、怖かった。守れないんじゃないかって。果たせないんじゃないかって。でも、これでいいんだよね？　そうだと、嬉しい、かな……。 ※『叶えてくれる約束だと信じて』・『いつかの…

いつも先輩には振り回されてばっかりだった。その明るさに、迷惑することも、助けられたこともあった。だから、先輩が架ける奇跡に、僕は魅せられたんだ。

君と釣り合うなんて、思ってなんかいない。でも、それでも、隣に君がいてくれたら──

私の走馬燈は何分だったのだろう。きっと五分もない。でも、一分だと少し寂しいから、三分はあったことにしよう。だって、それくらいの思い出は、一緒に積み上げてきたんだから。

一枚の紙とペン、それで作り出される一つの世界。今でこそパソコンやタブレットへとそのデバイスを移行しつつあるけど、もとはきっとそこからだ。僕は、何も無い白のキャンパス上に、誰かを惹…

僕の先輩は、からかうとすぐ顔を赤くしてくれる。その反応が見たくて、ついいたずらしちゃう僕は、いつになったら先輩に気づいてもらえるのだろう。

本を読むことが趣味の一番目に教室に入る僕は、毎日数分だけクラスの人気者の、二番目に来る松井さんと会話をしていた。その一瞬の繰り返しが、僕は心地よかったんだ。

とある事件をきっかけに三次元女子を信じられなくなった中河原慧。二次元に生きると決めていた彼だったが、ひょんなことから掃除当番中の後輩女子に水をかけてしまった。彼女が発した悲鳴は慧…