お久しぶりです。
ここでは本編に少し触れた話題も書くので未読の方はご注意ください。
"第9回カクヨムWeb小説コンテスト"の開催を皮切りに再び戻って参りました。それまでは"小説家になろう"を中心に『綴られた世界』の最新話を更新し続けておりました。
今回は"第9回カクヨムWeb小説コンテスト"の現代ファンタジー部門に応募するに当たり、こちらで更新が止まっていた第四章から、改めて"小説家になろう"で掲載しているものをもう一度読み返し推敲した上で"カクヨム"に掲載し始めました。そして本日、無事に第四章の投稿を終えることが出来ました。大きく改変したところはありませんが、第四章は今までとは比べ物にならないほど、自分が書いた中では設定盛りだくさんに加えて、ややこしくなる要素を詰め合わせていたので、それを読み手の皆様に理解していただくように書き直すキッカケに繋がったと思っています。この辺は感想などを頂いてさらに良いものに出来たらいいなと考えたりしています。
さて、ここからは第四章への思いを振り返りたいと思います。
振り返りたいのは、今回の章から大きく取り扱っていこうと思っていた一つ、愛故に起きた悲劇をどう表現するか、です。お気づきの方もいるかもしれませんが、『綴られた世界』テーマの一つに愛による悲劇というものがあります。この愛の形をどのような調味料にすることで物語のスパイスにしていくか、というのも一つの魅力にしたいと考えています。今までを通してだと優紀と友香の純愛はわかりやすいものだったでしょうし、第三章でもチラリと血の繋がっていない家族愛から生まれた互いが互いの溜めを思って勝手にやる気になっていた故の悲劇などが垣間見えていたかと思います。
そして今回は同性愛と三角関係を織り交ぜつつ、それでも純愛に純愛を重ねたより濃厚で、故に悲劇的なものをお見せできたのではないかと思っています。個人的にはエカチェリーナの純愛とも狂気とも取れるその執念を生生と友香に負けず劣らずのものであったと認識してご賞味いただけたらと思っています。
続いて少しだけタイトルの方にも触れておこうと思います。普段見慣れた熟語をカタカナ表記にするだけでなんとなく不気味さを演出できる日本語って凄いなぁと思っています。以上です。
今後は第五章の推敲からの掲載と並行しつつ、『綴られた世界』の最新話にあたる第百十八筆の投稿にも力を入れていこうと思うのでこちらの投稿頻度は落ちてしまうと思います。長編な作品だと思うので、ぜひそれまでゆっくりと投稿済みの話を読んでいただけたらと思います。