この物語は、ねじまげシリーズの第2弾にあたります。ねじまげ世界の冒険から、数十年ご。二つの冒険が交わるのはまだ少し先のお話ですが、いずれ洋一少年と、梨菜は物語の中でからんできます。
さらにその先、洋一と太助の子孫たちの活躍を描いたのが、『ねじまげドクターの冒険』にあたります。
ちなみに、『里見八犬伝』の奥村仁右衛門は、奥村太助のご先祖様です。
さて、今回掲載分で、いよいよちびのジョンが登場です。ほらふき男爵ともはぐれ、二人ぼっちになった少年たちの活躍がはじまります。
ちびのジョンは、私も大好きな人物でして、ハワードパイル作「ロビンフッドの冒険」でも一番お気に入りのキャラでした。物語の世界を旅する少年の話を描こうとしたとき、ロビンの世界を真っ先にえらんだのは当然の流れでして。
ロビンとジョン、洋一と太助の友情も見所です。
物語の世界は狂い、冒頭からロビンは亡くなり、ちびのジョンは泣き虫ジョンとして、ノッティンガム州庁かんに仕えるしまつ。森の仲間たちもてんでバラバラです。
洋一と太助は狂った物語を救うことができるのか?
そんなお話です