こんばんは。
前回の近況ノートで、皆勤賞は狙っていないと言っていたKAC2023ですが、何だかんだ完走しました。たぶん完走だと思います。いつもの悪癖で、いくつかの作品は投稿から数時間、あるいは数日経ってから修正を加えましたが、7つのお題すべてに対して、期間を守って作品を発表してはいたので、成績はともかく「完走」はできた、ということにさせてください。
読んでくださった皆さん、ハートを押してくださった皆さん、星を送ってくださった皆さん、ありがとうございました。転生新語さんには期間中に2度もレビューコメントを書いていただけて、大変励みになりました。ありがとうございます。
主張の強い作品が多くなったということもあり、皆さんからそっぽを向かれたらどうしようと思っていましたが、思いがけず高評価を頂けて、幸せな思い出になりました。
KACは自分の裁量で参加するものですし、たった777文字のノルマに対して自主的に4000字も5000字も書いておいてしんどかったと文句をつけるのも変なのですが、構想に1日、執筆に1日と考えてもスケジュールがタイトすぎて、他の書き手さんの作品をあまり読めなかったのは残念でした。
また、作品の多くは、万全の状態で落ち着いて推敲できたというよりは、すっかり疲れた状態で急いで書き上げざるを得ませんでした。後々になって無視しがたい改善点がいくつか見つかり、悔しい思いをしました。特にルビの入力ミスは、見つけたとき崖から突き落とされたような気分でした。『ナーロッパ劇団』のときも似たようなことがありましたが、「こんなミスに気付かないことなんてあるのか」と思いました。
あまりにも悔しいので、軽く言及させてください。
「ぬいぐるみ」をお題にした『わたしと弟』と、「アンラッキー7」をお題にした『アンラッキー・セブン』は、投稿してから何時間も経ってから、主に終盤にそれなりの規模で手を加えました。元々のバージョンから内容が大きく変わったというほどではありませんが、曖昧だった部分を明記したり、情報の優先順位を再考したりしたので、読み物としてマシな仕上がりになったと思います。
「いいわけ」をお題にした『身の回りにある差別』は、実は表題のことよりも、我々がそれとどう付き合うかを問題にした作品です。タイトル案には『化石』や『差別の地層』などのアイディアもありましたが、作品のテイストに対して硬すぎる気がしましたし、別にすべての高齢者やすべての保守的な価値観を悪く言いたいわけではなかったので、今のタイトルにしました。作者としては決して悪いタイトルではないと思っていますが、苛烈な差別の数々を容赦なく描くリアリズム作品を期待されてしまう気もするので、いつかどこかでしれっと改題するかもしれません。
まだまだ語り足りませんが、いつも長くなりすぎるので、ひとまずこの辺りで失礼します。
とにかくお伝えしたかったのは、皆様ありがとうございました、今後もよろしくお願いします、ということです。
今後も色々迷走すると思いますが、寛大な心で、気長にお付き合いいただけると幸いです。