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フィールドに舞う桜と共に 第1編あとがき

いつもご愛読ありがとうございます。

本日をもちまして、フィールドに舞う桜と共に『奇跡の桜』編が完結いたしました。
90話40万文字に綴られた、彼女達のストーリーは如何でしたか?
お気軽に感想をいただけたらと思います。
勿論、否定的なものでも構いません。

あらすじには「そう思わせるドラマがここにある」なんて大袈裟で強気に書いてはみたものの、自分では面白かったのかどうか答えを聞くのが怖いぐらいでした。

今回のストーリーを思いついたのは、たまたま見た高校女子サッカーの試合がきっかけです。
2014年女子U-17ワールドカップの話題も試合中に出ていまして、実際に日本は優勝しています。
うろ覚えですが、恐らく藤枝順心高校に優勝経験者が二人いて、2015年度の高校女子サッカー選手権で優勝した時の試合だったと思います。

その試合を見ていた時に、悪い癖なのですが妄想が膨らみ、桜が産まれ、そして頭の中に住み着きました。
色んなストーリーを思い立ち、それがつながっていった時、大雑把な粗筋作成に取り組みました。
意外と粗筋は早い段階で作れまして、2016年の2月終盤には、他所のブログにて書き留めつつ公開を始めました。
ここに移転するにあたって44話ぐらいで全て一旦削除して、先にあげた小説を書きつつプロットのまとめをしながら書き上げる準備をしていました。

相変わらず伏線だとか、盛り上げ方だとかに苦戦しつつも、ふと作中の決勝戦1月10日の第88話をリアル1月10日に合わせたら面白いかなと余計な事を思いついた為に、急遽本制作開始。
(タイトル書き足したせいで、投稿日が狂ってしまってますが…。)
50話ほどしか書き上げていませんでしたが公開開始となり、なんだかバタバタと書いている印象しかありません。
お気付きの人もいるかも知れませんが、1日に2話公開してしまった日がありまして、実は日付調整させていただきました。
1日間違えたのです…。

さて、そんなこんなで『奇跡の桜』編の最終話を書き終えたのが今年の1月1日という過密スケジュールでした。
読み返すと書き足したい事も多々あるのですが、ここで止まってしまうと続きがいつになるか分からないので、兎にも角にも先にすすめたいと考えています。

今回一番悩んだことは、何をもって青春と感じるか、人によって違うところだと思いました。
自分自身では、「青春ストーリー」=「感動」みたいなイメージを持っていまして、じゃぁ、どんな事に人は感動するのだろう?みたいなところから掘り下げます。
ところが、どうすれば感動して貰えるかなんて、明確に答えが出る訳もなく、自分で読み返して感動出来るかどうかに焦点を絞りました。
じゃないと、どのラーメン店の味が一番美味いか?なんて、答えなんか出ない論争と同じになってしまいますからね。
だって、味の好みなんて人それぞれですし…。

誰かの「死」を乗り越えるというのも検討したのですが、バッドエンドというか、暗い雰囲気の物語が苦手なので辞めています。
個人的には辞めて正解だと思っていますが、決勝戦終了後、桜が死んでしまっていたら、仲間達はどう立ち直っていくのか?なんて妄想も結構掘り下げています。
まぁ、あまりにも辛くて結果辞めましたけども、アナザーストーリーとして挑戦してみるのも良いかもしれません。

色々と考慮した結果、何だか色んな事が一変に襲ってきているようなラストになってしまい、まとまらなかったような気もしています。
この辺をスパッと書けて、ズバッと伝えられたら良かったのですが…。
細かい事に気を使うことも大切ですが、それよりも何よりも、色んな妄想から産まれた面白そうなストーリーを訪れた方に提供して、それが少しでも評価されれば本望です。

キャラクターについては反省点が多いと思っています。
三姉妹はもっと掘り下げても良かったし、藍といおりんと可憐がごっちゃになってしまった時もあったりで結構修正したりしています。
ちなみに、各話とも1人ないし2人の主観にて書かれていますが、数えてみると桜が31回、天龍が11回、藍が7回、部長、いおりん、可憐、香里奈が6回、フク、ジェニー、山崎が4回、桜パパとミーナが3回、三姉妹、田中、後藤が1回となっています。
二人が主観の時も1回ずつでカウントしているので、90話に対して合計96人となるのですが、当初の予定では桜ヶ丘のメンバー、特にミーナ、フク、ジェニーはもっと出番があっても良かったです。
特にジェニーは今後も重要なポジションにいることは明白ですしね。
この辺を、最初にもっと詰めておくべきだったと思っています。

余談ですが、ゴール数も数えています。
作中に結果しか書かれていない試合も、一応誰が得点したのか検討はしていました。
県予選では、天龍10得点、フク1得点、関東大会では天龍10得点、フク、いおりん、藍、ジェニーが1得点ずつ、全国大会では、天龍12得点、フク2得点、ジェニー、いおりん、桜が1得点ずつとなっています。
自分で考えておきながら、予選から32得点とか、天龍凄すぎでしょ…。

タイトルについては先日書きましたので割愛します。

さて、次回ですが、現在プロットを検討中の段階です。
プロット作成と言っていますが、そもそもこの作業をプロットと呼ぶのかどうかは厳密には理解していません。
各話毎の粗筋と各種データ、例えば登場人物のフルネームから年齢、性格、サッカーが中心なのでポジションやプレイの得意・不得意、試合の日付やダイジェスト、ゴールやファールを誰がやったかなどなどをまとめつつ、伏線をどこに入れるか、時系列はあっているかとか確認しています。

次編以降も妄想はしていましたが、細かな部分は考えていませんでした。
なので今回の反省点を踏まえつつ、少しの間はストーリーを練らさせてもらって、それから一気に書きたいと考えています。
それがいつ頃になるかは分かっていませんが、極力早く提供出来たら良いな。
いざとなったらぶっつけ本番で…。

それまでは、本作品を読み返していただいたり、他作品を覗いてもらって面白そうなら読んでいただいて、あなたの暇つぶしにでもなれば幸いです。

では、なるべく近い将来、またお会い出来る事を願いつつ…。
SEE YOU!

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