• 異世界ファンタジー
  • SF

「箱庭の姫君の脱出」後書き&設定

 星霄華です。「箱庭の姫君の脱出」、無事に完結しました。読んでくださった皆様、ありがとうございます。
 少しでも楽しんでもらえたら幸いです。


 この作品は、以前から書き留めていたネタが中編コンテストのテーマである「世界を変える、運命の恋」に合ってるんじゃ――ということで大々的に改変して執筆したものです。世界を変える=ほんとに別世界へ行ってるのもありだよね! 恋愛要素も少しは入ってるし! というノリで。
 元々は、同僚に異世界へ閉じこめられた傭兵隊の隊員と助けに行った隊長の物語……という設定でした。



・レジーナ
 閉じこめられた記憶喪失の女傭兵隊員だったのを、世界を変えるというテーマを強調するため帝国の世継ぎ設定に。二人の王子との出会いによって成長し、けれど変わらないお転婆ぶりで振り回す元気な女の子に、という点に気をつけながら描写しました。
 しかしなんか、無自覚な小悪魔系になってしまった感が……。
 名前はイタリア系の女性名から。女王って意味らしいですが……。

・アウグスト
 女傭兵隊員を救う隊長の役回りから転換。お転婆なレジーナと意気投合する豪快さや力強さ、なんだかんだいって面倒見のいいところを前面に押し出すべく尽力しました。
 レジーナとのあれこれも書いてるのが楽しかったです。それで気づいてもらえるわけないやろとツッコミ入れたりとか。
 名前はドイツ系の男性名から。

・エリアス
 女傭兵隊員の同僚の役から転換。出番が少ないので、ともかくレジーナにべた惚れなところと神経質な部分を描かなければと必死でした。
 レジーナがアウグストと今まで以上に距離が近づけているわ、そのアウグストも彼女の伴侶になる気なしだったのに突然やる気を出すわで、段々と追いつめられていった弱い人。アウグストがいなければ、多分こんなことになってないと思われ。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する