• 現代ファンタジー

第3章

いつもご覧頂いてありがとうございます。清野静ですっ。

この回よりひなたはとうとう37年前の過去から現代―――2017年に戻ってきます。馴染みの土手で起き上がった彼女が目にしてのは、地震からわずか数時間後、震災で大きな打撃を受けた札幌の街並みでした。ひなたは母親の無事を確かめに家へ駆け戻りますが……。

第3章は久しぶりに現代が舞台となります。ひなたの家は街中にあるという設定ですが、中央区のあたりを執筆ときはやはりその場所を知っているだけに描写が生々しくなりますね。実際、地震が起こったら自分はどうするだろう……とたえず念頭に置きながらこのくだりは机に向かいました。

弟の優希は久しぶりの登場となります。
ぼく自身、姉がいてちょうど「下の弟」という立場だったものですから、この子には妙に感情移入してしまいます。性格もなんか似ているような。弟って、どうしてもちゃっかりしているところってありますよね。

四月は新学期が始まったり、日本代表監督が交代したりと、いろいろなことがありましたが、また新たなスタートの月としてがんばっていきたいと思います!(健康に気をつけて)


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