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『錬金術科』の宗教的テイストの説明とSSアップの件

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日々報道で新興宗教の話が話題に上がっていますね。
誰も誤解していないと思うけど、少し気になりました。

私の書いている『錬金術科の勉強で忙しいので邪魔しないでください』において、宗教的テイストがあるのでそのことについて述べさせていただきたいと存じます。


まず初めに私は特定の宗教を、新旧問わず信仰しておりません。

多くの日本人がそうであるように、正月に神社へ初詣に行き、お盆は休日と認識し、クリスマスにはケーキを食べる。
私にとって宗教とはこの程度です。


私が『錬金術科』を書き始めた時に新しいヒロイン像が必要だと思い、いろいろ精査した中信心深い子はあんまりいないから設定しただけでした。

エリーが自分の悩みや苦しみ、あるいは喜びを、分かち合う心の友として神様を設定したんです。

初期のエリーには友達はおらず、かわいがってくれる親や大人たちから離れて一人で行動しなくてはなりませんでした。
そんなときに側にいてくれる存在、それが女神ヴェルシアでした。


エリーの教会への奉仕活動は、欧米文学の中に書かれているものを参考にしました。

初めは物語のためのキャラ付けに過ぎませんでしたが、おかげでストーリーを膨らませることもできて、ある意味よかったとは思っています。


でも何かを信仰しようとか、信心深いと救われるとか、そんなことは1ミリも書くつもりはありませんし、勧めるつもりもありません。

私がされたら嫌だからです。


もし私に神様はいると思うか? と聞かれたら、いるかもしれないとは答えます。
それは自然のすごさを感じるからです。

例えば受精卵が胎児になるまでの変化の過程が、まるで地球の生物の進化の過程とそっくりなところとか。
都会のなんてことない夕日なのに、オレンジから紺色まで得も言われぬグラデーションの美しさにハッとしてしまうとか。

そんな時に世界は尊くて美しいと感じて、出会えたことを感謝する先は神様なのかもしれないなって思う時があります。
だから否定はしません。



だけど自然が神様なら、全財産を差し出せなんて言いません。
権力も欲しません。
お金や権力がいるのは、神様(自然)じゃない。
あくまで人間です。
人間も自然の1つというのは、この場合抜きにしてください。



だから、私は神様が何かをしてくれる存在ではないと思っています。

エリーだって、自分や周りのヒトの行動でいろんなことが解決しているってわかっています。
だからヴェルシアに、エリーは見守ってくれてありがとうってお祈りするんです。


そんなエリーにだって、隠し財産があります。
それは家族(エマを含めて)のこれからのために、残してあるんです。
彼女は信心深いキャラだけど、教会に全部差し出してないです。

ちゃんと自分たちの未来のことを考えて、暮らしていけるようにお金や宝石を残してあるんです。

キャラ付けのためとはいえ、難しい問題にチャレンジしてしまったなぁ。
でもやってしまったから、最後まで書き通したいと思います。


今体調が思わしくなく、サポーター様向けSSを書けないでいます。
申しわけございません。
もうすぐ『錬金術科』1000万PVも近いのでそちらも書きたいんですけど、どうにもうまく頭が働きません。

この間までは脳の中をアイデアなどの情報が多すぎるくらいだったのに、7月に入ってからはぼんやりと思考がまとまりません。
『錬金術科』本編を書くので精一杯です。

でも『錬金術科』は必ず終わらせます。
あとは書くだけなんです。
マイペースにしか動けないので、どうか温かく見守っていただけますようよろしくお願い申し上げます。


それではこの辺で。

どうぞよろしくお願いいたします。

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