佐藤宇佳子

１２月２２日、毎年恒例のゆず湯に入りに「坂上湯」へ来た相模あや子は、年末で銭湯が廃業することを幼なじみの女将から聞かされる。あや子にとっては、煙突と富士山の写真でポスターコンクー…

明闇の雁は、《あけぐれのかり》と読みます。 奈良時代。 十九歳の源は、遣唐使になって立身出世する夢を追い、奈良に来た。 陸奥国に愛しい恋人を残し───。 遣唐使に選ばれるの…

白昼、走行中の自動車内で溺死した2人の被害者。 それは不可解な事件の始まりだった。

「ねえ、私の人形になってよ」 夏夜。驟雨の中、本屋の軒下に現れた綺麗な人は、俺にそう言った。 ＊三題噺＊ ・「雨」「人形」「本屋」 ・2000字以内

坂本龍馬の妻・お龍は、龍馬暗殺の下手人を明らかにするために御一新後も新選組の残党を追う。凄腕の剣客相手に危機に陥ったお龍の前に現れたのは……互いの矜持をかけて銃と刀が激突する、渾…

2024.07.17 入眠夜話様のYouTubeチャンネル 「朗読ジュークボックス」にて朗読動画にしていただきました。 ぜひそちらも合わせてご覧下さい！ 北海道・新千歳空港で…

高校生の時、世界史の先生が大好きでした。四十路の、ヨレたポロシャツを着た、背が高くて手足が長くて、どこか飄々としていてる人でした。 俺は、授業中にその先生の大きくて薄い背…

幼い頃、純真だった私の心を掴み、今も捕らえて離さない彼の話。 犀川よう様主催「【既作品不可】エッセイを書きましょう2024」に参加作品。 https://kakuyomu.jp…

奈良時代。 郷のなかでは、小金持ちの、久自良《くじら》。 ぽてんとした腹、ちっいゃい目、優しい男。 彼を巡る、二人の女の物語。 「恋や明かさむ」 スピンオフ。 ※この物語は…

最近プロフィールを更新しました。 ここではもう少し掘り下げてPRしたいと思います。 好きなもの、書きたいもの、大切にしたいもの。 トランスジェンダーを描写することについて。 創作…

カクヨム甲子園2024の応募作品を読んでは感想を書くことで創作意欲を再燃させるエッセイ

犀川さま主催のエッセイ企画をお借りし、飛び散ってしまった祖母との想い出をかき集めることにしました。 私は、私のためにこのエッセイを綴ります。 ＊死別の表現があります。辛い方は、そ…

医療の話題について、つれづれ思うまま書いてます。 医療を賢く利用してほしい、医療に騙されないでほしい、医療機関と受診者がお互いにWin-Winの関係であってほしい。 なにがしかあ…

　カクヨムコンと同時開催であるカクヨムWeb小説短編賞には「エッセイ・ノンフィクション部門」がありまして、エッセイを募集しております。 　おそらく今年もあると思いますので、ここら…

　嘉永三年、西暦で言えば1850年の江戸の世に彼女は生まれた。 　 　気付けばなぜか20代から歳をとらなくなっていた彼女は、暇つぶしというわけでもないが水が合ったのか、数々の武道…

この度は「エッセイを書きましょう2024」にご参加いただきありがとうございました。 主催犀川はこのエッセイを「エッセイを書きま賞2024🥇🥈🥉」に選ばせていただきました。 自主…

「よろず相談室」の異名を持つＱＡ学園生徒会執行部の元に奇妙な依頼が舞い込んだ。 文芸部の麻生君が持ち込んだのは、合作中の小説「ナカッタコトニの呪文」の未完成原稿。合作の相方と喧嘩…

犀川よう様自主企画『【既作品不可】エッセイを書きましょう2024』の講評です。 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093085525286…

犀川 よう様の企画に参加させていただきました！ 初めてのエッセイです。

この度は「エッセイを書きましょう2024」にご参加いただきありがとうございました。 主催犀川はこのエッセイを「エッセイを書きま賞2024🥇🥈🥉」に選ばせていただきました。また主催…

私の物語の、読み方ガイド。 随時更新！ どれを読もうか迷ったら、参考になさってください。 二話目は、サポーター限定ノートの目次です。サポーターじゃない方は、リンク先に飛んでも読…

犀川よう様の自主企画 『【既作品不可】エッセイを書きましょう2024』に寄せて https://kakuyomu.jp/user_events/16818093085525286…

島本、ルービックキューブはじめました。 現在の最速は（運がよかったので）１分１２秒。 まだまだです。 みなさんのタイムもぜひ教えてね～。

この度は「エッセイを書きましょう2024」にご参加いただきありがとうございました。 主催犀川はこのエッセイを「エッセイを書きま賞2024🥇🥈🥉」に選ばせていただきました。また主催…

私は現在一人暮らしだ。今住んでいる中古マンションも内見してから決めたものである。今回は当時の思い出を語りたい。

令和六年三月八日、私に一枚のハガキが届いた。『亡き義叔父、横澤康史郎の一周忌法要を令和六年四月六日、陽光原市の高白寺にて執り行いますので、ぜひご出席いただきたくご案内申し上げます…

自己紹介的な企画に初めて参加させて頂きました。 当作品は碧月葉様の自主企画「【あなたの書架】を覗いてみたい📙」に参加させて頂いています。素敵な企画をありがとうございます。 htt…

　犀川ようさん主催の「エッセイを書きましょう2024」の薮坂賞受賞作について、アツい応援を込めて講評しました。 　霜月夜空様、おめでとうございます！

カクヨムWeb小説短編賞2023【短編小説部門】 　☆短編特別賞☆を受賞致しました 昭和二十年、京都、夏。売れない小説家の男――『私』は風に飛ばされた原稿を追いかけて侵入した洋…

王太子妃の侍女をしているリドリアは、21歳。両親を亡くして以降、将来伯爵位を継ぐ弟を育てるためにいまだ未婚で、婚約相手もいない。 リドリア的には未婚でもなんら問題ないが、世間の…

あれおかしいな、昨日の雨で感じた事をエッセイにしようと思ってたのに何時の間にかSSに＾p＾

横須賀という土地の片隅で、少年たちは自らの領土を広げようとする。 犀川よう様主催の企画への参加作品です。 当時の記憶を頼りに書いているので、細かい部分では現実との差異があるか…

この度は「エッセイを書きましょう2024」にご参加いただきありがとうございました。 主催犀川は下記のエッセイを「エッセイを書きま賞2024🥇🥈🥉」に選ばせていただきました。また主…

奈良時代。上毛野君の屋敷に女官として買われたあたし。 どんな暮らしだって、あたしは、元気を失いたくない。 明るく笑って、朝の一日を始めたい。 「あらたまの恋　ぬばたまの夢　〜未…

何気ない一言やついやってしまう事、本人も気づいてない仕草などで、相手を嫌な気分にさせたり怒らせたり、人間さまは何とも奇妙な生き物でして・・みたいなお話です。びーる男爺さんも齢を重…

犀川ようさん主催の企画参加作品です。 ペットをテーマに、あれこれ妄想。

恥の多い生涯を送って来ました。 某有名小説の冒頭文ですが、胸を突き刺す暴力的な言葉です。 エッセイを書くに当たって、実体験をベースにとのことですが、つまらない人生を送っている…

　「父さん、先生がいる」 　息子は駅を見て唐突に言った。

自主企画、『【既作品不可】エッセイを書きましょう2024』に参加。

何が常識で何が非常識なのか、パンツの話し。

ささやか通りの一角にある「うおまつ探偵所」 ここ最近は、探偵の依頼ではなく雑用に近い仕事ばかりが舞い込んでいた。 そんなある日、水越という女子中学生がやってくる。 彼女の依頼は意…

ロケーションは警察署ですが、捕まったわけではないです。 犀川よう様のエッセイ企画に参加です。 気軽さスーパーフライ級でお付き合いいただければ幸いです。 【既作品不可】エッセイ…

あなたはライチを食べたことはあるだろうか。 傾国の美女楊貴妃が愛したことでも知られているライチ。 特に生ライチはびっくりする程おいしいので、是非是非。 そんなライチエッセイです。

犀川ようさま主催、『エッセイを書きましょう2024』に参加するべく書きました！ 「あるある」だろうと思いますけど、ちょっと変わり者の身内シリーズ、みたいなヤツです！ カクコン…

旅する《私》は広大な湿原を渡る。 蓮によく似た植物が密生する沼、そこに風が吹くとき。 歌を織り込んだ空想旅行記。

　ふる里を守ることの大切さを改めて知る機会を得たエッセイです。

ちょっと前に友達とクリームソーダ飲みに行った時の話です。 犀川ようさんの自主企画 「エッセイを書きましょう2024」 https://kakuyomu.jp/user_even…

このエッセイでは、メディアが伝える障害に関する情報が、いかに一面的であり、時に誤解を生むことがあるのかについて考察しています。障害を持つ人々が求めるのは特別扱いではなく、正しい理…

或る日行きつけのバーを訪れた男は、後輩の彼女を初めてこの店に連れてきたことを思い返す。お酒の弱い彼女は嬉しそうにクリームソーダを飲んでいて……さくっと読める恋愛短編です。

オレは源。十二歳だ。この春、旅好きの兄と男二人旅をはじめた。 オレにとって初めての薬売りの仕事だ！ でも山登りが、意外ときつい。 くじけるな、オレ！