取り敢えずは、20句を選択。
キャッチコピーの一句は、
「ポケットの父の手袋柄違い」
で決定し、取り敢えずは応募の準備中。
歳時記と祖父のリハビリ春散歩
受験日を迎え平温おりんの音
春寒し一次通過も一人旅
春眠し父のスマホも目覚ましに
手酌酒一切れ多き初鰹
若牛蒡弁当は空孫仕様
六人に子供神輿に捲る袖
星合も「リア充爆ぜろ」 太書きに
夏帽子騒ぐ釣り餌にソーセージ
炎天下濡れし飛び石けんけんぱ
うたた寝のライブカメラの月今宵
風の盆帰宅間際の苦情処理
通勤路と逆の指示器葡萄狩り
弁当も庭から眺む運動会
敬老の日祝う餅をどら焼きに
カップ手に釣り銭五枚息白し
二十年鍋の香にさえ知る機嫌
珈琲と霜取り暖気待つ車中
保護具手に天井見上ぐ事務始
ポケットの父の手袋柄違い
【その他候補】
■未完作今年も放置日記買ふ
■午前５時除雪車の告ぐ警報に
■お前もかWi-Fi切れて蝉の声
■小春日に何とかなるさ逃ぐ散歩
■擬装跡残る胡瓜に付くからし
■よだち避く五十路男に赤い傘