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  • エッセイ・ノンフィクション

その3「誰かが背中を揺さぶった」

 先週の土曜日は子供の友達の家でバーベキューパーティーに呼ばれた。そのついでに良かったら泊まって行ってと言われ、ここ数週間に渡る私のストレスはピークに達していたので、お泊まりさせてもらうことにした。翌日の朝、息子と二人帰宅するとパートナーが家にいた。少し話をした。彼は昨日の夜起きたことを話した。ソファベッドでウトウト眠っていると背中を誰かに大きく二回揺さぶられて、ガバっと取り払うように起き上がったが誰もいなかったと。これは間違いなく何かがいるのかもしれない。息子と猫と彼を玄関に立たせ、塩を体に振りまいた。息子に塩の缶を渡してつまんで私にかけるように言うと、缶ごと私に振りまいたので、床には綺麗なピンクのヒマラヤンソルトの線ができた。
 これで何事も起きませんように。

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