『人狼奇譚』はノベルゲームとしてはオーソドックスなものですが、プレイのしやすさを考慮していくつかシステムと称したものが存在しました。
それが「ブックシステム」と「プロムナードノベルシステム」です。
『奇譚』『閉じた筐の風景』のようなそれぞれの物語を一冊の本(ブック)に見立て、背表紙が同じ色の本を読み進めることでヒロインのストーリーを理解できるようになります。
以下の四つの状態で進行状況が見てわかるようにしたのが「ブックシステム」です。
新規……新しく読めるようになった状態
未了……選択肢などまだ読めるシーンのある状態
終了……その時点の進行状況においてすべて読んだ状態
完了……すべてのシーンを読み終えた状態
プレイヤーはブックを読み進め「終了」になったら次の物語を選べばいいという指針をもってゲームを進めていきます。
ゲームでは同時に複数のブックが開放されることがあります。
そういうときはプレイヤーがどのブックから読むかを自由に選べますが、それを「プロムナードノベルシステム」と呼びました。
これは「遊歩道を歩くように好きな本(ブック)を自由に読める」というところから名づけられました。
今回は小説なので基本一本道なのですが、一部のルート分岐も再現しています。