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【人狼】制作に至った経緯など

2001年年末のことでした。
次のメイルゲーム企画に参加予定のなかった月山学さんとひごの朴泉さんと鍋をつつきながらお酒を飲んでいたところ、個人活動で何かやれないかという話になりました。

文章は書ける。
イラストもなんとかなる。
システムはネットにフリーのがあるらしい。
じゃあ、ノベルゲームにするか!といったゆるーい感じで決まったように記憶しています。

次はゲームの内容をどうするかという話になりました。

2000年から2001年にかけて運営していたメイルゲームは、秩序、自然、虚無の3つの勢力が人知れず争い合うというようなものでした。

歴史上の人物が3つの勢力のどこに所属していたのだろうかという空想遊びがなかなか楽しい設定です。

たとえば学問の神様として知られる菅原道真って実は雷を操ることのできる竜の化身だったのでは?
幕末京都で活動していた新選組は刀剣を宿した自然勢力でしょ。いやいや、治安維持を目的としていたのだから秩序側の……といった具合です。

キャラクターや物語を自由に広げていけることもあり、これをベースに設定を練り直してノベルゲームにしようということになりました。
アンヘル、夜属、忌の基本設定はこのゲームが由来です。

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