姫プ（仮）治癒術師がパーティ内最強だった件

「私」は芋ダサ系同期・瀬尾さんの食事をいつだって見守りたい

無愛想女子と明るく気さくな転入生と、気づけない違和感の話

「俺」の後輩の桜庭春翔は愉快な男だ。几帳面で神経質で、総務部の足立と「仲良くなりたい」と、毎日的外れたアタックをしている。

「私」は米寿の誕生日を祝われながら、今生は十分幸せに生きたと実感する。 先日、役所から届いた「転生通知」を、受けようと決心していた。

悲鳴を上げる女性、声をかける紳士。彼女は自分の最期を嘆いていた。 あの、どろどろの液体で満たされた、大筒に入れられてしまうかもしれない最期を。 ※作者はタレも塩も美味しいなと思…

急にブラックアウトしたパソコンは、うんともすんとも言わず、突然死んでしまった。 一時間ほど書いていた、保存されていない、「私」の書いた物語と共に……。

隣の席の安田さんは、何でもできる才女なので、いつもクラスメイトから頼りにされている。 でも、何でもできるからって、何でも安田さんにやらせるのは違うんじゃないか？って、俺は思う。

四月一日になると、この国では「春の妖精の悪戯」で「自分ではない“何か”」に変わる魔法がかけられる。 効力は一日だけ。人間が動物になったり、大人が子供になったり、性別が変わったりす…

真夜中になるとお隣さんは仕事から帰ってくる。そのままがらりとベランダへ、今日もかしゅり、と炭酸の缶を開けるのだ。 満月の日に遭遇してから、ビール片手にお隣さんと月見をするこの時間…

部屋の模様替えをしていた私は、見覚えのない装丁の本を見つけて中を開く。 それは、自分とあの人が出会った頃の、あの人の日記だった。