火車(宮部みゆき)、贖罪(イアン・マキューアン)、狐笛の彼方(上橋菜穂子)、おやおや町(ジョナサン・キャロル)……などなど、ラストシーンが震えるほど好き、とゆー作品はいくつかあるのですが、も一つ増えました。
荒地の恋(ねじめ正一)。Amazonのレビューでもあったんですが、ラスト4行で読後感がずいぶん変わる。ミステリでもない、エンタメとも言い難い、実在の詩人の半生を描いた小説にも関わらず。ああ本っ当、身勝手な昭和男だな、バーカバーカ(失礼、)と思いながら読み進めていたんですが。してやられたー。
さて、『宇宙の缶詰』に過分なレビューをいただいてしまいました。
七色最中様、ありがとうございます。とてもとても嬉しく励みになりました。伝わっているようで安堵もしました。それにしても、ややっこしくわかりにくいラストですみません!
秋の夜長、銀河の片隅途方にくれる男二人の姿を思い描いていただければ、こんなに幸いなことはありません。