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『ハーフ&ハーフ3』通信 VOL.05 &今回も広場・感想兼用ということで

はい、こんばんは。
雨がすごいですね、皆様大丈夫でしょうか?

さて、まずは前のノートを見てください。
……いいでしょう? 個人的な話題で恐縮ですが、最高ですよ。ファンアートいただきました!

ということで、改めて。

今回のハーフ&ハーフはマジで難関ですね。
お題の出し方もあるんでしょうが、書きなれないキャラクターを書くことがとにかく難しい!でもねぇ、これはきっといい創作の訓練になると思うんです。

ちなみにお題パート作りの難しさも。

お題パートではキャラクターの補足説明的なフレーズを出しています。これはキャラクターを創作するときのフレームみたいなものです。
前回のギャルのフレームでは、その特徴として傍若無人、天衣無縫、裏側として自己顕示欲というようなことを書いております。
キャラクターを作るときに大事なのはこの『裏側』の特徴を捉えることかなと、お題を書いていてしみじみ思っております。スパイスですね。

まぁとにかくいろんなキャラクター書けることは、しかも血肉の通ったキャラクターをかけることは紛れもない武器です。自分に近いものは書けるけれど、異性は苦手、年寄りと子供は苦手、となるとなかなか血が通わないものですからね。

まぁとにかくお題作るのも大変だけれど『きっと参加者のためになるはず』とおもってやっております。生温い目で見守っていただければと思います。




さて、次のお題です!
いよいよ最後の一人です。



『ひとこと余計なお嫁さん』

「相手によって態度を変えることなく、自分の思ったままをきちんと話せる、これは大事なことですね」

 天使の笑みを浮かべて上役はこう告げた。

「そういうことが自然にできるというのは、その人のキャラクター、持ち味が大事な要素になります」

 それから目の奥に悪魔の炎をちらつかせて続けた。

「だからこそ、一歩間違えばそれは『毒舌』と呼ばれることになります」

 相手の気持ちを考えず、その場の空気も考えず、思ったことをそのまま口に出してしまう人がいる。悪意がなければそれは素直さという美徳になるが、度を超すとたちまちそれは毒舌となる。

「一度口から出た言葉は戻すことができません。たとえそれが真実であろうともね」

 ゴクリと唾を飲み込む。
 いよいよあの人の回収がやってきたのか。
 上役の言葉だけでそれを察する。

 今回のお客さんはごくごく平凡な中年女性。旦那さんの実家で義両親と同居し、専業主婦をつとめている。

 愛嬌があって性格も明るいのだが、とにかく義両親との喧嘩が絶えないらしい。
 わたしから見る限り、その原因の一つは彼女の余計なひとことにあると思う。
 
 あの人も悪い人ではないんだけど……とにかく口が悪いし、悪いと思ってないからよけいに始末に負えないのだ。
 
 かくしてわたしは憂鬱をずるずると引きずりながら、今日も顧客のもとに足を運ぶのだった。

 ~お題ここまで~


 言い方っ! って突っ込みたくなる奴ですね(笑)

 いよいよラスト一人です!
 わたしも頑張ってラスト一人を書きたいと思います。

8件のコメント

  • なんとか間に合いました(笑)
    いよいよラストの一人です。

    トリタテ日報も中盤でガラリと雰囲気変えてみました。この辺りが今回の工夫ポイントです。
    コメディーで攻めると思いつつの、急激な方向転換。この効果がどんなものかなと、今回の企画で試してみました。

    みなさんも今回の企画を通して試してみた、なんてものがあったら是非教えてくださいね!
  • ラストを飾るのに相応しい最難関なキャラクターかも。
    でもやるっきゃない。
    やってやるって!
  • この一言よけい、ってのがハードル上げますね。
    今回の参加者はまた女性陣も多いようですので、どんなキャラクターが生まれるかちょっと楽しみですね(笑)
  • いつもお題をありがとうございます!

    単語を並べるのではなくある程度ストーリーを示唆する出し方って難しいのだろうなぁと前半部分を読みつつ思います。
    そして、その前半を書き替える作業は関川さんと打ち合わせをしているような気持ちになります。
    (勝手に)

    さて最後のキャラクター、出ましたね!
    なんというか、身につまされるというかグルグル。

    お爺さんはなんとか書けたので、お嫁さんとがっぷり四つに組んできます!
  • 追伸

    「稲荷」も、お爺さんの回ではほのぼのから外れてしまいました。

    こういうのはもっと早い回でやるべきだったのかなと、思ったりしております。
  • つむぎさん、こんにちは。
    書き替えの作業が打ち合わせ、ってなんか分かる気がします。わたしも書き換えるとき、なんかもう一人の自分と打ち合わせている気がします。二重人格とかイマジナリーフレンドではないですよ(笑)

    ラストはお嫁さんです。
    まさにつむぎさんにぴったりすぎかなとは思いましたが(笑)
  • つむぎさんへ②

    路線変更の話!
    これはもう、企画の性質上、どうにもなりませんよね。
    あとはいかに力技でまとめていくかですね、それもまた頭の体操かつ創作の練習になりますからね。

    ちなみにわたしもカラス天狗の加筆と改稿を考えてます。ストーリー構成的にはわりといいかなと思ってますが、読み返すとあまりにいろいろと問題があるような気がしてなかなか手が付けられません。
  • やっと、5番目のお題で回答編が完成しました……!

    回を追うごとに凝ってしまい、話が長くなってしまっているのがいけないんですが、今回はイチバン悲しいストーリーになってしまいました。。。


    いよいよ最後のお題ですね。
    また、難しそうなキャラクター。
    うまく締めくくれるか、正直自分でも分かりませんが、いろいろ頭を捻ってみます!
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