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【マニアの暗い情熱シリーズ⑨~粘土細工は難しいけど~】講師 関川

 なんと食玩ジオラマの続きとなります。
 今回は粘土細工を取り上げてみたいと思います。

 さてなぜ粘土細工なのか?
 一つは背景の小物を作るため。
 もう一つは食玩・ガシャポンで発売されていないキャラクターを自作するためです。

〇基本的な材料

 粘土……後述しますのでとにかく粘土。
 ヘラ……百均なんかでも仕入れられます。
 先の細いはさみ……切ったりするときね。
 針金……なんかもいることが。
 サランラップ……粘土の保存に。しかしあまり長く放置はできません。
 アクリル絵の具……前にも書きましたが、これが一番ではないかと。百均でも購入可。
 カッター、やすり……削れる粘土もあるのです。

〇まず、何を作りたいのか簡単に絵にします。

 とはいえ、絵なんて描けねぇよ。という方も多いと思います。私もです。
 ということで描けない時は、パソコンで画像を取りこみましょう。

 基本的に正面と横からの画像があればオーケーです。
 ここで実寸の大きさで用意しておくのが大事。 
 バランスとか、パーツの大きさなんかを把握するのが目的です。

〇使う粘土を考えましょう

 私が使っている粘土は主に二つ。

 ●石粉粘土……ラドールとか。乾くと固くなり、カッターで切ったり、やすりをかけたりできます。ただし薄いパーツ、細いパーツは割れたり欠けたりも。

 ●軽量粘土……ハーティとか。乾いても比較的柔らかい。切ったり削ったりは不向き。ただ薄いパーツには最適かと。

 作るものによってこの粘土を選びます。
 キャラクターものであれば軽量粘土、背景の岩とか木なら石粉粘土、など。

〇必要量を千切って作っていきましょう。

 完成図を見ながら、図に直接当ててバランスを整えながら、形を作っていきます。
 石とか木なら適当に。

 で、大まかな形が出来たらヘラやはさみを使って細部を作っていきます。

 なに、何度でもやり直しがききます。
 小さいものなら作る量もたかが知れてますので、失敗したらまた最初から作りましょう。
 
 またパーツによっては先に作っておいて後で接着する手もあります。
 この辺は考えながらの作業ですね。

〇乾いたら色を塗りましょう。

 しっかり乾燥させたら、アクリル絵の具で塗装していきましょう。
 石粉粘土であれば、塗装前にやすり掛けをすると綺麗に仕上がります。
 もっとも粉はしっかりと拭き取りましょう。塗料と混ざってきます。が、なにまた塗ればオーケーです。

 細かいところをしっかりと塗れば完成です。
 ちなみに同じ色でも引っ込んだところは暗いトーン、出ているところは明るいトーンで塗り分けると立体感が出ますね。

 こんな感じで完成です。


〇最後に

 とにかく粘土は始めるのに、心理的な壁が高いと思います。
 あんまりうまく出来る気がしねぇ、と。
 私もそうでした。

 でもですね、気軽にやればいいんです。
 とにかく形を整え、細部を作って、しっかりと塗装する。

 ちょっとやっていれば自己満足レベルまではもっていけます。


 ということで自己満足の結果を(笑)

 https://note.com/runner_garden/n/n902b8ae1bb40

 見えるでしょうか? 毎度よく分からない……

10件のコメント

  • かわいーい!すっごくお上手ですね♡
    前回と今回、noteにもコメント入れましたのでご確認くださいね♬
  • こんにちは〜。お邪魔いたします☆

    こちらもまた上質な仕上がりですなぁ。全部クレイクラフトですか? 色の塗り方もムラが無くて綺麗です。全体的な色彩感覚も込みでセンス抜群ですよ。

    粘土は、知り合いに講師がいて一度やってみたことがあります。薔薇の花を作るのが基本の「き」なのですが、仰る通り心理的に敷居が高そうでも実際にやってみると上手くいくものですよね☆

    制作時間って、どれくらいです?
  • クオリティが凄すぎますね!
    粘土は普段絵具を混ぜ込んで着色するんですが、写真作品は白色の粘土の上にアクリル絵の具で塗装されたんですか? 発色が凄く綺麗な気がして。
    混ぜ込むよりいい方法なのかなと思いました。
  • 粘土って色々種類があるんですね。
    知らなかった。
    ピクミン画像見ました!ハイクオリティ!
  • 黒須さん、こんばんは!
    ノートにコメントありがとうございます。
    そしてnoteにもコメントありがとうございます!
    noteはハートボタンは見つけましたが、コメントの返信が良く分かりませんでしたのでこちらにお礼を!
    画像の投稿しかしてませんが、すごく使いやすいサイトですね!教えていただきありがとうございました!
  • 愛宕さん、こんばんは!
    コメントいつもありがとうございます!
    ということで、ご質問へのお答えコーナーです。

    はい。全部粘土で作っております。ピクミン・チャッピーは石粉粘土で作ってます。オリマーはもともと粘土っぽいキャラクターなので軽量粘土です。
    ピクミン・チャッピーは完成後に800番くらいまでやすり掛けして、表面を整えております。オリマーはそのままの質感です。

    色塗りですが、基本的にアクリル絵の具での塗装ですが、チャッピーは背中の白い斑点をのぞいて、プラモ塗料でエアーブラシを使って塗ってます。グラデーションのためですね。ピクミンはそのままアクリル塗装し、最後にやはりプラモ用の艶出しコーティングを吹いております。CGっぽさのためですね。

    土台は鉄道模型のジオラマで使う芝生を三色ほど使ってます。岩場になっているのはスチロールの積みかさねに粘土をコーティングしてます。

    ちなみに草の露の黄色いのは透明粘土の透けるくんを使用。

    製作期間は毎週末コツコツやって一ヶ月くらいだったと思います。
    けっこう時間とお金をかけてました。もう二度と出来ないかと(笑)
  • 奥森さん、こんばんは!
    塗装に関しては上のコメントにも書きましたが、基本的にアクリル塗料を使っております。その方が発色がいいのは確かです。
    白粘土に色を混ぜると、その分色調が淡くなりますからね。
    ポイントはその後に艶出しのコーティングスプレーをすることかと。これで筆ムラなんかもほとんど消えてくれるはずです。エアーブラシがなくとも缶タイプも売ってますね。アレで十分です。ただし、アクリルに吹くと、逆に色が少し濃くなります。濡れているときの色彩になる感じです。そこだけは注意かも。
  • 琥珀さん、コメントありがとうございます!
    私も始めるまで粘土の種類なんて興味なかったんです。油粘土と紙粘土くらいしか知りませんでして。
    しかし少し始めるといろいろ知りたくなるものです。
    まさにマニアの暗い情熱かと(笑)
  • こんにちは
    あいるです「霊感少女カスミ」を読んで頂きありがとうございます。
    応援♡だけでなくお星★まで頂きありがとうございます。

    そして、ピクミン⤴⤴⤴❣❗❕
    画像見せて頂きました。
    凄いですね!感動してしまうレベルです。素晴らしい👏

    多彩な方なんですね。

    今日はご挨拶まで……またゆっくり作品を読ませて頂きます。
  • あいるさん、コメントありがとうございます!
    霊感少女カスミ、楽しく読ませていただきました。予想外の展開が多くて楽しい読書が出来ました!守護霊のイスが三つとか、ラストのオチとか、展開が軽く斜め上を飛んでいきました。

    ピクミン、大好きなんですよ。あのキャラクターとか世界観とか。
    多彩ではないですが、細かいものが好きですね!

    ちなみにあいるさんのことは奥森さんつながりで知りました。
    ということで今後ともよろしくお願いいたします!
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