ご無沙汰しております。文長です。
この2ヶ月ほどの間にお題企画に参加させて頂いたり何やりとさせて頂きました。
拙文を多くの方にお読み頂き、ありがたいことにたくさんの貴重なご意見、身に余る感想を賜りました。
本来なら感想返しさせて頂くべきところなかなか手がつけられていませんが、本当に本当にありがとうございました。
さて、片眼がつぶれました。
ぐしゃりとやったわけではないです、が進行性の乱視で裸眼視力ほぼゼロのところに、
矯正レンズが眼球を飛び出して雑踏の中に消えていきました。どうかお元気で。
そういうわけで年末でコンタクト業者も捕まらず、片眼の生活がしばらく続きます。
活字を読んだり液晶を見たりするのが非常に辛いですし、
案外困るのが鍵穴に鍵を挿す時ガツンと全然違うところにぶち当たって「んあ?」となったりします。
ともあれ、見えるだけでも丸儲け。視力がなくては小説や詩はそもそも楽しめない、という単純明快なことに今更ながら気づいた次第です。
細々と何かしら書いて公開させて頂くようになってから、生活にどことなくハリが出たような気がします。
就職に伴い地元を離れてひとり暮らし。元々人付き合いをする方でもないし、SNSにも飽きて、会社を離れればだいたいひとり。
今さら誰かとワイワイなんて性分でもないし、このまま知人友人の皆様の脳裏からフェードアウトして「ああいたね」と昔話の中にだけ存在する人間になっていくんだろうな。そんな考えとも友達感覚の今日この頃。
学校まではスパゲティみたいに束ねられていた僕たちも、二十歳も越えれば皆それぞれの道を進んでいく。
何だか果てしない宇宙に射出されて、グルグル回りながら「ああ、もう地球があんなにちっさいや。ずいぶん遠くまで来ちまった」とほろっと寂しい気持ちになる。
そんな気持ちの中で、あいも変わらず描写を考えて、起承転結考えて、これはキマるんじゃないかってセリフを考える。
いや〜楽しいですねぇ、お金もかかんないし、誰にもやいやい言われないし、自分の好みだけ考えればそれでいいし。
……という取り留めのない文ですが、要は執筆も読書も視力あっての賜物、早く片眼の視力を取り戻せたらなと思います。
くわばらくわばら。
文長