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「想到のコラテラル」の執筆に関して(+皆さんとの交流希望)

はじめまして。文長(ふみなが)こすとと申します。

2、3週間ほど前、気まぐれに思い立ち、これまで書き溜めていた物語「想到のコラテラル」の投稿を始めることにしました。

中盤までは書き溜めたものがあり、ぼんやりと終着イメージはあるのですが、徐々に書き溜めのストックが狭まりつつあり、再び続きを書いていく必要に迫られています。
そういうわけで、だいたい週末にまとめて1~2話か、小刻みにばらして2~3話というペースで進めていければと思っています。


物語の着想に至ったのは、自己紹介欄でも書いているようにArmored Coreシリーズの世界観に今さらながら没入したからです。
学生時分に頭空っぽにしてドンパチ遊んでいたソフトを改めて実況動画や台詞MAD等で振り返り、ああこれほどシニカルで硬派な世界観だったのかという感動を覚えたところが発端です。
残念ながら新作の望みはもはや薄となってしまったようですが、僕は闘います。ここが、この戦場が、僕のたましいの場所よ――!


加えて、こちらも今さらながら、夭折の作家伊藤計劃の著作に昨年たまたま触れて「僕がずっと読みたかったのはこういう作品だ。学生時代に読めなかったのは人生の誤りだ」と感動に震えたのがもうひとつの動機です。

伊藤計劃氏へのレビューは既に数多あり今さら語るべき言葉もありませんが、
公開から10年以上経った今でも色あせないSF的設定の数々(過剰な認証社会、電子マネー、AI・IoT・センシング技術など、今まさに立ち上がっていくシステムを予言しているせいかも)は言うに及ばず、
僕が惹かれたのは「虐殺器官」のシェパード、「ハーモニー」のトアンとミアハ、「The Indifference Engine」等々、伊藤計劃のどの作品にも見られる、生体とシステム・テクノロジーとの矛盾に根差す、ペシミズムに満ちた独白の方だったりします。

森博嗣の「スカイ・クロラ」シリーズなども似たような雰囲気だと思うのですが、僕はこういう所在なき感情をつづった独白にどうしようもなく弱くて、いちいち共感してしまうのです。


もっといろいろな本を読んでこういう作品を知りたいと思う反面、自分のツボは一番自分がわかっているから自作してやらぁ! という気持ちで書き始めたのが「想到のコラテラル」です。
カクヨムは数年前に「横浜駅SF」を読んでから「こんなに読みやすい小説プラットフォームがようやくできたんだ!」とこれまた感動していたのですが、
ようやくそこに書けるだけのネタが自分にもできて、毎日楽しくいろんな作品を拝見しています。
やはり素晴らしい作品があちこちにあって、全ては読めないにしても可能な限り読みにいって、書ける限りコメントなど残そうと思っています。
「想到のコラテラル」も多分に自己満足で書いていますが、たったひとりでも「ええやん」と言ってもらえる人が出てきたら、僕はそれだけで大満足、幸せです。


近況ノートの書き方ってこんなんであってるのですかね。
物書きさんとの交流などもしてみたいので、作品でもこっちのノートでもお気軽にコメントやご意見、カクヨムのものでも一般書籍でもおすすめの作品など教えて頂けるととても嬉しいです。
おすすめされたものは可能な限り読みに行ってコメント残すようにしますので、「うちの作品読んで!」みたいなコメントも含めてお待ちしています。

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