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詩に関する覚え書き①

詩作の段階を覚え書きとして。詩のグループなどで教えて頂いたことを記します。

①閃めき、日常での気づき
或いは神が降りる、などと表現される詩の核、詩情が詩の一行目
②それ以降はその時々の思いなどを綴ればとりあえず「詩らしきもの」ができてくる。
③詩のあるべき姿を整えていく
全体のバランス、言葉選び、語感、などなど。この作業を小人の仕事と読んでいます。

②で終わると、単なる自己満足
③ひたすらの作業である。推敲の連続。

詩は才能だとか一気呵成に舞い降りてきて描ける、とかは大概誤解である。
また①や②で終わっちゃうと自我丸出しの見苦しさに陥る可能性がある。

これは自分への自戒である。しかし、なかなかこうも行かないのが非才故なのか。

2件のコメント

  • 帆場蔵人さま

    山之口貘という詩人はそう長くない詩を一篇著すために、百枚も二百枚も書き直した、そんな話を思い出しました。そうした地層の上に詩が立ってるんだなと、納得できる詩なんですよね。
    推敲って難しいです、特にことが詩となると、案1が好いのか案2が好いのかにわかには判断できなくて、やり始めると際限なく別案が出てきます。
  • 湿原様

    推敲は本当に難しいです。僕は詩はまだ1年くらいですが、中には半年放置してふいに書き上げたら褒められたなんてこともありました。熟達の方からの受け売りですが推敲作業を続けていくと言われているような、何が良いのかわからない状態になるそうです。そこまで言って余計な自我が削がれてくると言われました。対象化と普遍化の作業でしょうか。この辺りは現代詩の一部の方とは意見が合わなかったりしますが。
    おっ、と長文になってしまった。失礼しました。
    湿原様、また宜しければ交流の場として近況ノートをお使いください。
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