こんにちは、風丸です。
はい、ということで「あんたのせいで私のエリートが台無しなんだが」完結いたしました!
うわああぁぁぁあああああ(絶叫)
こんな断末魔をあげてしまうのも連載期間が長かったからですね。
期間としては1年とちょっとでしょうか。寂しい!寂しい!
……ここまで長編小説を連載して書いたこと無かったので完結ボタンを押す時、軽く震えました(笑)
一旦本編は完結しましたが、番外編も時間があれば書いていきたいなと思っております。
リアルが少し多忙になってきたこともありでいつになるのかは定かではありませんが……。
さて、ここからはあとがき、といいますか小ネタ的な感覚で聞いていただけたらと思います。
この小説を書く前から実は決めていたテーマがあったりしました。
ズバリ、それは「別に何事にも言語化して白黒つけなくても良いじゃん」といったやつです。
何事でも白黒つけたくなる時ってありませんか?
私は結構あります。曖昧なのが気持ち悪く感じちゃうんですよね。
分別して世界を単純化して考えようとするのは、人間の癖でもあったりするんでしょうか。
でもそれゆえに自分自身を追いつめてしまうこともあると思うんです。
例えば100点を「良」、それ以外を「悪」と分類した場合どうでしょう。
たとえ98点でも「悪」になって努力して採った高得点も成果として自分自身で認めることができず、
自己評価を弱め、生きづらさを生じる原因になってしまうこともあります。
私は完璧主義といいますか、そういう面があって、
少しでも自分の思った通りの結果にならないと
「ボケカスがぁぁああああ!!」と自分自身へのいら立ちみたいなものを
隠せずにいることがありました。……つらかったです。
でもある友人は言ってくれたんです、「でも努力はしたじゃん。してないより絶対進歩はある」と。
実際、その言葉に結構救われました。
100じゃなくても90までいったんなら次はまた100を目指して頑張れば良いじゃんって。
良い、か悪いかの2極じゃなくて、ありのままの自分をまず認められるようになりたいってその時に思いました。
いわゆる白か黒かではなくて「グレーゾーン」もあっても良いんだと。
……この小説にはところどころ色の描写があります。
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白=演じている自分
黒=素の自分
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京本は素の自分と演じている二面があります。
しかしどちらも京本春輝という人間には変わりありません。
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白の京本を知っている人物=寺内
黒の春輝を知っている人物=ミヤちゃん
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上にあげた2人はどちらも京本に好意を寄せていた人物ではありますが、
寺内は黒の春輝を知りませんし、ミヤちゃんは白の京本さんを知りません。
そんな中でどっちも知っている人物が一人いましたね
……はい、水野さんです。
白でも黒でもない京本春輝を受け入れる存在でとして彼女はグレーの描写を取り入れています。
京本さんは最終的には物事の偏見を取っ払い、ありのままの自分を受け入れることができました。
そんな彼女の決断に力を注いだのはキヨさんですね。
会社=白
家=黒
会社と家の中間地点にあるエレファント=グレー
彼もまたグレーを強調する存在として描写しました。
エレファント(象)の色はグレーですし、色々考えましたね……(笑)
ということで「色」を意識して読んでみるとまた面白いかもしれません……!
■次回作について
詳細は未定ですが次に書くのは百合ではないかもしれません。
……あ!待って、お願いここでブラウザバックしないで!!泣く!
あのね、
「百合」で検索をかけてここまでたどり着いた方々もいらっしゃると思うんです。
中には百合は読んでなかったけれど、拙作をきっかけに読むようになった、
と嬉しいことをおっしゃってくれる方もいました。
私自身も書きながら百合の尊さみたいなものを感じていましたし、
執筆前よりもこのジャンルが好きになったのは事実です。
「「「だから!!!」」」
決して百合から離れるわけではないですよ!!!
きっと今後も書くと思います。
じゃあなんで百合以外書くねんって話なんですけれども、
もともとプロフィールにもある通り「性別にとらわれない恋愛もの」
がジャンル的には好物なんですよね。
唯一無二の関係というか、そういうのが好きでして。
ですので、女主人公じゃないものも表現したいとは前々から思ってたんです。
百合ではなくとも、NL、BL、どんな形であれ愛は尊いものだと私自身思っています。
「はぁ?百合じゃないとかボケカスじゃん!○ねぇ!!!」
「へぇ、まぁ暇つぶしに読んでやっても良いけど」
「小説にまで鬼滅ネタ挟んでんじゃねーよ、しばくぞクソ作者!」
色々なご意見があると思います。
誹謗中傷はつらいですが、読者様のそういうお声は真摯に受け止めていきたいです。
しかしながら1人のクリエイターとして、実現したいことに関しては貪欲に取り組んでいく所存でございます!!
今後も一緒に私と物語を追いかけてやっても良いぜ、という方、ぜひ付いてきてください。
そうでない方もたまに、遊びに来てくれると嬉しいです。
ではでは。
■おまけ
仕事中の水野さん