「リンダリンダ」というタイトルがついている話の、ネタバレありの後書きみたいな話です。
作者の中にあったイメージボードみたいなものをつれづれと書きます。
今話、タイトル候補には平井堅×安室奈美恵の「グロテスク」がありました。次点候補に「サウダージ」「ジョバイロ」。
「グロテスク」は結果的に、次話にスライド。
上記候補ではなく「リンダリンダ」が出てきたのは、リンダリンダの「愛じゃなくても恋じゃなくても」という歌詞があるためです。
サウダージとジョバイロには「恋」の単語があり、グロテスクの歌詞は「自己嫌悪の受容と暴露」という自己解釈をしているので、告解する次話にスライド。
あと「リンダ」には、「美しい人」という意味があるというのが決定的でした。
二人に恋があったかは読者さんの解釈にお任せしたいのですが、ここだけは強調したいなと思ったのが、二人がああした関係性に至った理由です。
彼女の容姿が健康的ではないのは確かですが、コナンが過去の回想で彼女の外見を「儚い人」と形容したように、彼女は一般的に「醜い娘」ではありませんでした。
彼女は母が言ったその言葉をずっと覚えており、彼はそんな彼女を自分ができる一番衝撃的な方法で励ますために行為に同意した、というイメージです。
(もちろんそのさいに、考えうるかぎり最大限の身体的なリスク回避も行っているはずです。)
このあたりは、深読みしてくれる読者さんなら行間から読み取ってもらえるよな、と思ってはいるのですが、この二人の関係については明示しておこうかなと思いました。
彼は、倒れなければ彼女を妻にしただろう(そして彼女にとって最良の形の夫婦になれただろう)ということも明言しておきたいです。