• 異世界ファンタジー
  • SF

なぜなに異世界あるあるSF①管理局のあれこれ

*ハリーとクリスタベルについて
受付嬢のトカゲ娘のハリーと、サテュロスのクリスタベル。
クリスタベルは男の娘です。
局の受付嬢ってことで作中アイドル的なアイコンになってますが、実際は、メイン玄関まわりのセキュリティを任された警備担当者です。

おそろいの制服は、この警備担当者だけが着るものです。
所属も実はバラバラで、ハリーは防衛を担当する戦闘部隊『第四部隊』所属の戦闘員。
クリスタベルは、自治と保安を担当する『第一部隊』所属のスタッフです。
クリスタベルのほうが階級的に上で警備責任者になります。
有事のさいは、ハリーは基本的にはクリスタベルの護衛をしながら、クリスタベルの指示で動きます。



*第一部隊
管理局の職員が起こすトラブルの中で、とくに悪質なものを取り締まる特務的な組織です。
隊長はセイズ。
所属隊員は、報復を防止するために、顔を隠す仮面と赤い浸透迷彩を着用。他の隊に所属しながら活動します。クリスタベルは例外的。
隊長の姿も誰も知りません。

エンブレムは本と羽。標語は「倫理とは羽のごとく。我らの正義から反することなかれ」


*第二部隊
情報統括部隊です。管理局職員の個人情報の管理、異世界での調査結果、第三部隊が開発したもののリスト、諜報活動、クリスタベル・ハリーのアイドル活動をはじめとした広報活動も、第二部隊の仕事です。
職員は明確なピラミッド型のランク付けがされており、扱える仕事は階級で異なります。
隊長はトム・ライアン。青白い顔と逆立った金髪、落ち窪んだ眼を持つ中年のハーフエルフです。

エンブレムは髑髏とペン。標語は「記憶こそが確かで、浅はかな情報」


*第三部隊
研究、開発、技術面を一手に担う部隊です。現地への調査は、この第三部隊と第二部隊が斥候として赴きます。
ピラミッド型の第二部隊と違い、同格のチームリーダーが無数に存在しており、根のように広がった組織形態をしています。
隊長はミゲル・アモ。アフリカ系アメリカ人の小柄な中年男性です。
人事や、それぞれのチームへの予算管理の能力を買って隊長に就任した人物で、彼自身は研究者ではありません。

エンブレムは本と獅子。標語は「ゴミでも何かの役に立つ」


*第四部隊
戦闘部隊です。おもに外からの攻撃に備える自警団的な組織です。
能力の扱いに難ある人が、とりあえず放り込まれたりするので、やや治安が悪いのですが、五部隊随一の統率力を持つのもこの部隊です。
隊長はカマル。褐色の肌を持った猫目の美女で、雌ライオンのような逞しい肉体を持ち、ファッションリーダーとしても名高い女傑です。

エンブレムは獅子と髑髏。標語は「朋(とも)よ、恐れるなかれ。敵よ、忘れるなかれ」


*第五部隊
保護した異世界人のケア、権利関係の管理、新人育成、保証の手続き、銀行制度、郵便……などなど、行政関係を一手に担う、最大規模の部隊です。
隊長はアルフェッカ。植物の体を持った最年長の隊長格です。

エンブレムは本とペン。標語は「今日は明日のために」




*標語は、各部隊長が就任するときに決めます。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する