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2020年新作構想あれやこれや・3

はい、神代です。今回は前回最後に触れた四つめの男女組み合わせ構想について語ります。

最初に言いますが、この四つめはこれまでとは違って、一つめの【メイドとご主人様組み合わせ】から何レベル下げた……というものではありません。

いわばアナザー、X(エックス)レベルの構想です。上なのか下なのか、この神代自身にも分かりません。

先ず! 主人公になるのは女キャラの方で、そしてニホンのギャルです。

ギャルが異世界転移して、そしてそこで高い魔力を発揮してイケてる聖女! になります。

イケてる! 聖女! です。

従来あるイメージの清楚な聖女じゃ無いですし、聖女とは名ばかりの軽いギャル成分だけでもありません。

ギャルとして気負わず、ノリ重視で、でも自分がやった事で結果的に周囲の人々は本当に救われて『ああ、聖女様ぁっ!』ってなる、そんな話の流れを想定しています。

今ラノベ界で流行っている『ざまあを食らわす系』や『スローライフ系』の要素も、主人公がギャルなら重くなり過ぎず、軽いノリで話に組み込み易いな、とも思いました。

『私(あーし)難しい事は分かんないけどさぁ、アンタがあそこの連中泣かせたのと比べモンになんない位アンタに泣いて貰った方が、平和的解決になるなって風には思うよ?』

……これだけだとこの近況ノートを読んで下さってる皆さんの中には、どんな感じかイマイチ分かり難い人も居るかもしれないと思うので、一つ誰にでも分かる例えを出します。

要するに、ドラクエ3で遊び人は悟りの書無しで賢者になれるよね、的な事です。

ね、一発で分かったでしょ? 分かったという体(てい)で話を進めますけどもね。

イケてるってワードは、今時の若者やギャルはもうそんな使わないかな? とも思ったのですが、

熱盛とか、パリピとか、尊い(てえてえ)とかは、神代の中ではですが、まだ世に根深く定着している程では無いかと感じたんです。

イケてる、は表立っては使わなくなってても、その分、レジェンド若者用語にはなったかなって。

なので聖女の枕詞としてイケてるを採用しました。

作品のタイトルも現状【ギャル、異世界でイケてる聖女になる】と付けようと思ってます。

最新の若者・ギャル用語では無いけど、作品の名を冠するものとして、どっしりした感じは持たせられるかなって。

タイトルまでもが軽過ぎると、あまり良くない気がするんですね。

さて、ギャル聖女の相手役となる男キャラの方ですが、こっちの方が考えるのに難儀しました。いやガチで。

最初はギャルのクラスメートの陰キャ男子か、オタクくんを、セットで転移させてパートナーにしようかと思ったんですけど……。

ギャル聖女をキャラとして立たせる場合、クラスメートという近い距離感の相手をキャラとして対等にしてしまうと、折角のギャル設定が沈む、という直感が走ったんですね。

はっきり言って、男キャラはモブ位のシャバシャバくんにしないとこれ無理だなって。

でもそうなると、そんなシャバい男キャラならパートナーとしてはもう要らなくね? って風になってきて。

デキる隠キャ男子、オタクくんとギャルの相性を測ろうとした際に、神代はVtuberを思い返してみたんです。

デキる隠キャ、オタクくんはVtuberにはめっちゃ居そうですからね。

けど。

隠キャ男子やオタクくんとギャルチックなVtuberが絡んでるの、無くないですか? 少なくとも自分には挙げられなかったです。

多分、やっぱり組み合わせとして難しいんだと思います。互いのキャラが食い合ってもダメですし。デキる人であればそれは未然に防ぐのが道理でありましょう。

で、『そうだ、Vtuberで無いんだからやっぱこの組み合わせ無理だ!』ってなった次第です。この裏打ち神代はめっちゃ自信有ります、ええ。

ありがとう、Vtuberの方々。

……その後考えて、男キャラは転移した世界の住民で、ある意味でギャル聖女主人公と対比になる、最初は冴えないけどでも成長要素を持ったヤツにしよう、と思い至りました。

そして互いに個性を食い合わないよう、男キャラの方は時々物語のアクセントとして出てくる位の登場頻度にする事にしました。

出自は今の所、貴族のダメ子息(と周囲からは噂されている)か、王族のダメ王子(と周囲からは噂されている)かって辺りを想定しています。

全体的には緩く、長く描ける物語に出来そうな手応えのある設定になったかなと、自分ではそう感じてますが……。

さて、この設定、採用して本格的に構想を練るかはまだ未定です。

でも自分としては、好きだなと思える設定ではあります。

それでは、また次の近況ノートがあればその時にお会いしましょう!

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