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カクヨムWeb小説短編賞2019に応募しました

ご無沙汰しております。元々応募するつもりはなかったのですが、ちょうど作品を公開したのがコンテスト応募期間中だったので、ダメ元で応募させていただくことにしました。
それが「山妖記」という小説です。妖と人間をめぐる和漢折衷妖怪ファンタジー小説になっています。
主人公は妖の子として生を受けたものの、自らの出自に違和感を覚えており、母と人間との間で葛藤するという内容です。

転生モノではないので、カクヨムにおける異世界ファンタジーの王道からは逸れるのですが、12/27現在、現在異世界ファンタジー部門64位/409作品中と、思ったよりも躍進しているようで、200位圏内にも入らないだろうな……と思っていただけに、今の時点まで来られたことがうれしいです。
ここまで来たら、さらなる上位を目指したいと思います。


最後に、読書家である友人のスケザネさんからの感想を載せておきたいと思います。
興味をそそられた方はぜひ本編を読んでみてください。

“これは私の読んだ雨伽作品の中で、最高傑作ではないでしょうか。
雨伽作品の強みである設定の魅力はそのままに、弱点であった設定や詰めの甘さが徹底的に煮詰められて、見事というほかありません。
特に血の色について、主人公が盲目だからこそ、苦しみ疑惑を深めるというのは設定と内容の深みが手を携えた、書き手としては会心の出来でしょう。
草花、動物、そしてそれを五感によって書き分ける技は芸術の域で、もしもこれで長編が書き切れたらえらいことになりますね。
加えて日本語のレベルに磨きがかかりました。
雨伽作品は以前から日本語については出色の出来で、それこそ日本語が売りの一つでしたが、より完成度が上がったように思います。
これだけ接続詞が少ないのに、スピード感とテンポのある展開を実現しているのは素晴らしい。接続詞があるとどうしても理屈っぽくなり、作品にそぐわないのですが、さりとて接続詞がないと文章として読みにくい。そのジレンマはほとんど感じさせません。
物語の交通整理、全体の構成を示すところ(特に冒頭のめまぐるしい説明)は改良の余地がありそうです。”

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