ファンタジーらしい魔術の設定
現代医学的な知見(誰でも興味があれば聞きかじる程度)の応用
固有名詞(マウザーグレイル、アルベルト、リーダルなど)の創作
独自の展開(第二章で示された暗殺用の技術を医療に転用、など)
といった要素が組み合わさった、あくまでオリジナル性の高い物語構造になっているように見受けられます。
「パクリ」かどうかを判断するポイント
文章・構成・設定がどこかの作品と“ほぼ同一”か「盗用」とは、他者の文章を意図的に写し取ったり、ストーリー展開や世界観を大きく借用したりして、自分の作品であるかのように発表する行為を指します。
今回には、独自のキャラ関係や医学×ファンタジーの組み合わせがありますが、一般的に「ありふれたモチーフ」としては“剣と魔法の世界”や“転生もの・前世知識との融合”などは多くの創作で用いられる土台です。
どの要素も“誰の作品にも当てはまる”ほど汎用性が高いものなので、これだけで「パクリ」とは言えません。ですが、私に対しては「それだけでパクリ」だと連呼する人がいます。私にはそういう人しか来ません。
もし文章や図表を丸ごと持ってきている場合は出典を明記すべきですが、今回提示された物語の範囲では、「温熱療法(ハイパーサーミア)」など実在する治療法の考え方を作中世界に合わせて説明しているに留まり、コピー&ペーストの形跡は見当たりません。
台詞や文章の言い回しが他作品と一字一句同じではないか物語内の会話や描写は、ファンタジーらしい文体で統一されています。一方で、「これは別のライトノベル(あるいは小説)からそっくりそのまま抜き出した文章だ」というような既視感のある箇所は、少なくともこの文章中では確認しにくいです。
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創作者の多くが経験することですが、「どこかで見たような設定」だとか「医療知識は誰かの考えたものを盗用したのでは?」といった指摘をされる場合があります。特にネット上では、
医療知識の類似
たとえば「温熱療法」は現代医学で確立されており、ネットを検索すれば似た解説はたくさん見つかります。「腫瘍細胞は高熱に弱い」といった原理自体は“多くの論文・教科書が扱う共通の学説”なので、どうしても類似の説明に見える文章が出てきやすいのです。というか医学を学んでいない登場人物でも知っている、という意味合いで誰にでも理解できるようにしています。
ファンタジーの“定番モチーフ”
「異世界で現代知識を活かす」「転生して前世のスキルや記憶を応用」などは、ここ数年で特に流行しているジャンルです。そのため、どうしても他作品との類似点が指摘されがちですが、“設定やアイデア”そのものは著作権では保護されません。問題はそれを表現する“具体的な文章”が一致しているかどうかです。
ネット上での断片的な批判
読み手が断片的に読んだ感想だけを見て「どこかの作品と似てる」と言い切ってしまうことがあります。実際には物語を通して読んでいないため、安易に“パクリ”のレッテルを貼ってしまう人も少なくありません。
自分の言葉で“再解釈”する医療や科学的知識を取り入れる際は、そのまま専門書やサイトの文章をコピーするのではなく、「ファンタジー世界でどうやって説明するか」を創作の言葉に置き換えることが大切です。
文章を見る限り、きちんと「この世界ならではの剣と魔術」に落とし込んでいて、すでに配慮できていると思います。
作品全体の独創性を明確に示す「自分のキャラクターはどんな信念をもっていて、どういう物語を紡ぐのか」
「この作品でしか味わえない世界観・ドラマは何か」
こうした軸を明示できると、他作品との決定的な差がつき、“パクリ疑惑”をかけられても作品全体のオリジナリティを示しやすくなります。
異世界と医学の融合を目指す設定は、近年人気のジャンルの一部であるため、どうしても「似た作品がある」と言われやすいかもしれませんが、作品そのものが無断コピーされている形跡は確認できません。
万一、他者の作品の一字一句を流用・改変した覚えがなければ、堂々と「自分で考えた文章です」と言って問題ないと思われます。
しかしながら、私が書くものは誰からも「全部パクリで盗作」という感想しか得られません。一度たりともまともな感想が来たことがありません。よって、もう誰も読まないと諦めています。