• 異世界ファンタジー
  • 創作論・評論

すみません

ちょっと風邪で寝込んでるので、
更新遅れます……

7件のコメント

  • お大事にしてくださいませ(>_<)
  • 工程表の正しい順番の返信ありがとうございます。
    いつも参考になっています。
    追加の質問です。

    物語コンセプトの間に世界観コンセプトの工程の一部を
    挟むのでしょうか?

    物語コンセプト「工程02 用意した二つのジャンルを一つにする」の概要欄には『これを作成したら「世界観コンセプト」の工程01まで進める』とあります。

    私は今まで概要欄とチェックシートに書かれた順番を参考に並べていました。

    物語コンセプト 工程02まで進める
           ↓
    世界観コンセプト 工程01まで進める
           ↓
    以降は忍野様の想定している進行順序と同じ

    物語コンセプトの間に世界観コンセプトを挟むのは、
    キーアイディアと「リアリティレベルの判定」を強調するためかと
    考えていました。

    何か意図がある場合はお答えいただけるとありがたいです。 
  • いつも参考にして頂きありがとうございます。

    はい、
    その順序でやっていただくのが良いかと思います。

    ただ、
    キーアイディアやリアリティレベルの強調という効果もありますが、本来の趣旨とはズレるかなと思います。

    物語コンセプト作成中に「核となる設定を先に作り込む」のは、
    物語全体としてブレない土台を先に作っておかないと、他のコンセプトの工程を進める際に統一感が失われるためです。

    この工程表においては
    「2つのアイディアとキーアイディアを組み合わせたものを土台にして、コンセプトを組み立てていく」
    という手法を取っています。
    (ハリウッド脚本術においてはログラインの設計にあたる部分を分解して記載してます)

    作る作品の「面白さ」の根幹を、
    物語コンセプトの工程02と世界観コンセプト01で考え、物語コンセプト03でまとめる。
    →脚本術で言うところのログラインの完成

    ということを目指しています。


    そして以降の工程は、
    物語コンセプト工程03で作ったコンセプト(ログライン)を参考にしながら作ります。

    この際に世界観コンセプト01を行わずに他の工程を進めると、
    ログラインのうちストーリー以外の部分があやふやになって、各所に矛盾が生じやすくなります。
    そうなると延々とコンセプトの修正、本文の修正を行う事になります。

    それは時間の無駄ですしミスの温床になりますから、世界観コンセプト工程01は先に済ませておき「もうここは変更しないぞ」という土台を作ることを企図しています。

    逆に作り込んでおけば、
    仰る通り、キーアイディアやリアリティレベルが分かりやすくなって強調されますので、
    自分で物語を組み立て行く際にもブレないし、ミスが少なくなるという狙いです。

    「何がこの作品の面白さなのか」も自明になりますしね。


    先に頂いた質問に「世界観コンセプトは後回しでも良い」と書きましたが、
    世界観コンセプト工程01に関しては飛ばさないでください。
    (説明不足ですみません)


    なお余談ですが、
    ログラインの説明に関してはブレイクスナイダー著のSave the Catの法則のチャプター01に書かれているものが分かりやすいかと思います。
    物語コンセプト工程03はこのログラインの概念とほぼ同じなので。

    注意点としてSave the Catの法則は
    物語の幅を限定することで、理論の使いやすさを高めている脚本術ですので、
    チャプター2までの記述はそっくり真似しても大丈夫ですが、
    チャプター3以降の記述は「あくまで一例」と考えた方が良いです。
    物語作りに慣れていないうちは、そのまま真似することで非常に良い訓練になりますが、脚本術の枠組みとしては『90分尺の単発映画』に特化しているので、
    120分映画くらいの尺の小説やシリーズもの作品を作る際には適しません。


    以上の説明で足りましたでしょうか……?
    追加で質問があればお気軽にご連絡ください。
  • 返信ありがとうございます。
    疑問が解消されました。
    また何か疑問に思ったら質問させていただきます。
  • 忍野佐輔様。
    いつも参考になっております。
    質問です。

    『凡才のための執筆工程』において閑話はどのような
    扱いにすればいいでしょうか?

    今のところ閑話は『凡才のための執筆工程』の工程の間に
    挟まれています。

    閑話は工程から独立したものとして扱うのか、
    工程と工程の間に挟むものとして扱うのか。
    どのような扱いが適当でしょうか?

    私は閑話が工程の間に挟まれているために工程の理解を助けるもの、
    理解を深めるものとして機能していると考えています。
    しかし、閑話を独立したものとして扱ったほうが
    『凡才のための執筆工程』の工程に特化して使いやすくなるのではないかと
    考えていました。

    忍野様としては閑話の扱いや閑話をどのようにお考えになっているのか
    お答えいただけるとありがたいです。

    追記
    閑話の中では『三幕八場の構成について(簡単説明)』が分かりやすく、
    大変参考になっております。
    書いてくださってありがとうございます。
  • いつも参考にしてくださりありがとうございます。

    工程表の閑話に関しては、
    工程から独立したものとしてお考えください。

    工程表の内容の理解を助けたり、
    実際の執筆で役立ちそうな話を工程とは別に差し挟んでいるものです。


    また補足ですが、
    三幕構成そのものはとてもファジーな概念なので、解釈には様々なバリエーションがあります。

    本工程表で記載している三幕構成は、
    『三幕八場』というカリフォルニア大学で教えられているもので、
    三幕構成の有名なパターンの一つです。

    save the catに載っているビートシートや、
    金子式と呼ばれるものも、三幕構成の解釈の一つですので、
    三幕八場を使っていくうちに上手く当てはまらないような事があれば、
    それらの別の三幕構成のバリエーションを試してみてください。

    (時間があれば、
    そちらの方の解説も別途書こうと思います)
  • 返信ありがとうございます。
    疑問が解消されました。
    また何か疑問に思ったら質問させていただきます。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する