https://kakuyomu.jp/works/16816452221210723112/episodes/16816927862927044854そんなわけで第九話です。
■タイトルにもなっている「漆黒」とは、リッチーの通り名です。
リッチークラスの大魔道士ともなれば、自分の真名(まな=本名)を知られるのは、致命的な弱みを握られることになります。
なので、リッチーは召喚主であるヴィンセントにもその名を明かしていません。
あれ? 召喚時には記憶の融合が起きるんじゃなかったの? と疑問を持った方もいるでしょうが、その辺はリッチーが「ずる」をしています。
リッチーはヴィンセントの記憶を読んでいますが、ヴィンセントの方はリッチーのことを何一つ知りません。
■ところで、「漆黒」は黒ウルシを塗ったような、艶のある黒色のことです。
「漆黒の闇」という表現がよく使われることから、何となく「真っ黒で、黒よりもさらに深い黒」といったイメージがあります。
小森のおばちゃま風に言うと、「モア・ブラックよ」ということですね。
――というわけで、「リッチー・ブラックモア」というのがオチでしたw
■そんなわけで、ミノスへの救済措置を得たものの、盗難事件はいったん振り出しに戻ってしまいました。
ユニはこの事件を解決できるのでしょうか?
【追記】
……と、更新したところで気が付きました。八話を告知した近況ノートがない?
あれえ、上げ忘れたのかなぁ?
間の抜けた話ですが、一応、前回の近況ノートを追加しておきます。
《【幻獣召喚士3】第八話「残り香」を掲載しました 》
そんなわけで第八話です。
■ロキの推理は予想どおりの結果となりますが、これは事前に情報を伝えていないユニが悪いですね。
でも、ちゃんと有力な手がかりに気づくのだから大したもの。じっちゃん(ライガ)も誇らしいでしょう。
■ひとことでアンデッドと言いますが、かなりの種類があります。
そもそも「生命のない者」と「不死者」では、かなり意味合いが異なります。
怨霊・亡霊系、ゾンビ・スケルトン系、吸血鬼系、ゴーレム系、そして本文に出てくる〇〇〇ー系などです。
自然発生するもの、造られたもの、操られて出てきたもの、吸血鬼のように仲間を増やすものと、出自もさまざまです。
その中で〇〇〇ーはかなり特殊なものですね。『オーバーロード』に出てくるエルダー〇〇〇みたいに、語尾を伸ばさない言い方もありますが、その辺は気にしないでください。
■後半に出てくる怪しげな店は、『幻獣召喚士2』の「白狼の娘」に出てきます。
ヨーコが懐かしそうにしている理由が分からない人は、読み返してみてください。
■そんなわけで、次回は〇〇〇ーとの対決です。果たしてこのアンデッドが犯人なのでしょうか?
どうかお楽しみに!