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父の仇に許された更新!60話、40万文字突入。

 みなさん、凱旋門賞ごらんになられましたか? やはり欧州の芝、コースは日本馬に合わない! 雨の中で、日本より深い芝2400、かなりのテクニカルコース。今回は仕方なく、人馬ともに無事であることを喜びとします。むろん、オルフェーヴル凱旋門賞惜敗2着動画を参拝する儀式は行いました。

 オルフェ、強いわ。大好きな馬の一頭です。

 さて、マクラはこのくらいで、連載を更新しました。なんと60話で、40万文字突破です。こんなに長く一つの話にとりかかったことが無いので、自分でも驚きです。

 最新話は、趙盾と夷皋の毒親&ダメ息子プレイが続いています。笑ってしまうのは、趙盾は己が虐待していると思わず完全に善意であり、その結果、夷皋は自分の不満を表現する方法がわからない後天性の障害者になっていることです、笑い事ではない。精神疾患というより、事故による障害に近いです。まあ、虐待による精神的苦痛の結果ですので、疾患ではない。

 いや、幼児虐待の話をしたいわけではなく。

 今回の話は主役の郤缺がバカ親趙盾にお説教をする、というものです。

 まあ、郤缺の趙盾に対するガチ説教は

 懇切丁寧な教養あふれる罵倒

 となるに決まってます、はい、罵倒です。もうね、教養あふれる人のセリフとかしんどいんですよ。こっちは資料をひっくり返しながら確認するわけです。しかも罵倒ですからね。これをいかに、品よく書くか、頭を抱えて挑戦しています。

 郤缺も趙盾が悪意をもって君主をバカに育てたとは思ってません。また、自分も趙盾を後押ししたことに責任を感じてます。ゆえに、善後策を罵倒とともに献策したわけです。その後、どのような顛末になったか、お読みください。

 もう、完結予定まで、カウントダウンになってます。書き出す前は趙盾と郤缺がこんな近い、ある種の共犯関係になるとは思いませんでした。親友でも戦友でもない、価値観も合わない。しかしどこか深く繋がっている、不思議な政治家二人をもう少しお楽しみいただけると我が喜びです。

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