小宮雪末

シリーズ二作目。 「後悔の重さや優劣は、どこから生まれるのだろう」 　子どもの頃に井戸神から魂を割られ、同時期に迎えた姉の死とそれを取り巻く環境をきっかけに、あの世とこの世を行…

カーッ！！　オラに、オラにもっと語彙力があったら……！！　オッシ！！　人語練習すっぞ！！！！ そう思って作った詩集です。 人語を練習している生き物が書いているんだな、と広い心で…

　三年前に生まれ故郷の神隠市へ戻ってきた中学生の椋伍は所謂「視える」「触れる」人間で、地元にある不思議な決まりや曰くを紙に書いてまとめては危険なものに「塩をかける」ようにしていた…

色んな読切を詰め込んでいます。

勉強しに来た女の子と、なんとしてでも窓を開けさせない男の他愛もない話。

同じクラスの澤田は、ビケイだ。 小学生の時の女子がそう呼んでから、ずっとビケイだ。 今でもあいつはビケイだけど、いいやつだよ。 ……ビケイだけど。

友だちに傘を貸してからのちいさなお話。

赤い花が咲き誇る場所がある。 幼い頃に不思議な少女と出会っていた僕は、 軽い気持ちでまたその地へ足を踏み入れた。