未来、なんてよくわからないんだ。
そんな未来に自分を投げだしていく必要がある。
今を生きるってことはほんとうに難しくて。
過去に盲目になってもダメだし、未来も描かなきゃいけない。
信じたい人もいなくて。
じゃあ、どうやって生きればいいのだろうか。
僕が行きたい未来 生きたい未来
何をしたいか。
夢を見ることがあるとすれば、いつか藝大の土を踏んでみたい。それは確かだ。
承認欲求ではないんだ。確かに青春はなくなってしまったけれど。
いや、承認欲求なのかもしれない。僕は凄いやつなんだと。
自分の事を「負け犬」と標榜しながら、心の底では周りの人々を蔑んでいるのだ。
この世界に順応するように。指を差されて追放されないように。
いつからこんなに生きづらくなってしまったのだろう。
いつから、いつから、僕は特別でなくなってしまったんだろうか。
残っているものが勉強しかないから、それに縋って縋って、何もない。
その世界で何も成し遂げられなかったのだから。もっとすごい奴らがたくさんいるのだから。褒められたい。なんてただの承認欲求でさ。
ずっとずっとこのままで。
ああ、なんか吹き飛ばしてやりたい。
積み上げたものを全部全部ぶっこわしてやりたい。
たぶん、僕はいつか穴が開いてしまった。
それを塞ごうとして、もっともっと高くまでいけるんじゃないかとしていた。
過去に縋りついて。まだ高く飛べるなんて。
新しい塔を建てようなんて思わなかったのだ。
過去の僕を否定なんてできないんだ。自分のことは自分が一番大事なんだ。
だから、だからそれでいいのだ。
不完全でも、ずっとずっとこのままで建てていけばいいんだ。
塞いで塞いで塞ぎ切れると信じて。
一度壊れてしまったらもう治らないって? それは治せなかった人のいう言葉だ。
未来。やりたいことはある。確実にある。早くしなければ後悔するかもしれない。
今できる青春を。そんなことも想ったりするけどさ。
後ろなんて振り返ってやるな。
苦しさを思い出せ。僕がやりたかったことを思い出せ。
未来、未来、未来
いつか笑っていたい