「すずめの戸締り」を観に行った。妹と。
いつもは勉強ばかりで走り続けていたのに、いきなりこんなの楽しめるかなって。
不安はそのままで、やっぱり危機感があるから? あんまり楽しめていない。
最近、あんまりよくないことも続いていて、逃げたくなる。
逃げるって、どこに?
そう。それが問題だった。
どうしてだろうか。上手く生きられない。
僕が固執していたのは、固執しているのは「1番」だ。
難しいんだ。「1番」って。
「1番」の友達を見つけるのは難しい。大体そんなもの、なれやしない。
自分が思っていても、相手はそうだとは限らないし、そんなの移り変わっていく。
すきなことをやって「1番」になれたらどんなに幸せだろうか。
良くも悪くも結局は僕も凡人で。ずっと継続してきたことなんてないんだから「1番」になんてなれなくて当たり前。いつも先人がいる。
僕には足りないものばかりでさ。
手っ取り早く「1番」になれるのが恋愛なんだろうな。
簡単に「君」は生きる意味になることができる。
けどさ、嫌じゃんそんなの。
使いまわしの心とか、なんも嬉しくない。
売れ残りの心もだめ。僕にとっては美しいなんていえない。
別にどうして欲しいとかじゃなくて。どうだっていいんだ。そんなこと。
新海誠は凄いなって思った。
僕のなりたいものの1つでもある。
だから、作品は美しいのに嫉妬でさ。どうしようもないんだ。
僕にできることはあるんでしょうか。
君ならできるよ。なんて言ってほしくない。
僕なんか生きてていいんでしょうか。
君に生きててほしいんだよ。なんて馬鹿みたい。
情けほど、愛情から遠いものはないんだ。
それは、わかっている。わかっているけど、徐にほしくなるときもある。
どうしてだろうね。なんでこんなに弱いんだろう。
意味もなく、馬鹿馬鹿しくて、どうしようもなくて、嫌いだ。
ほんとうはさ、1番になりたいんだ。
それなのにずっとずっとなれなくて、つらい。
立ち止まっている間に僕だけ取り残されて、焦るんだ。
焦るのに、踏み出せないんだ。
上手な歩き方がもう、わからないんだ。
こんな僕でも、誰かの心を打ちたい。
いや、穴をあけたい。
どう取り繕っても塞がらないくらい大きくて、複雑な。
馬鹿だな。それは承認欲求だ。傲慢だ。
君に覚えてて。なんて言わない。
僕の事なんて忘れていい。
でも、僕は覚えているから。忘れたって覚えているから。
こっちが、「美しさ」なんだよ。
誰かの「1番」になるんじゃなくて、自分の「いちばん」でなきゃいけない。
でもさ、なんだか辛いなあ。って僕は思ってしまうんだ。