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企画用ノート(我が愛しの化け物へ)

企画でのやり取り用です。よろしくお願いします。


34件のコメント

  • こんばんは。
    早速ご用意いただきありがとうございます。

    幾つか質問にお答えします。

    改稿が済んだ部分はお知らせ頂ければ読ませて頂きます。

    描写に残酷描写ありとしておけば、苦手な人は読まないので気にする必要は無いでしょう。

    コピーに関して。
    「心を閉ざした化け物と〜」の化け物の部分を人外など別の言葉に置き換えれば良いでしょう。

    あらすじの件承りました。
    後日サンプルを用意します。

    以上、次回いろいろ考えてより良い表現や構成含め意見したいと思います。
  • お返事遅れてすみません。色々とありがとうございます。

    改稿、残酷描写の件、了解しました!

    コピーの件
    化け物というのは、諸々の要因のせいで見た目と性質がそれに近い、というだけで、厳密には人外とまでは言えないので、他に代わる言葉がないか考えてみますね。

    あらすじゆっくりでいいのでお願いします。
    少しの間よろしくお願いします。
  • こんにちは。
    お待たせいたしました。あらすじのサンプル文です。

    森の奥深く、濁り淀んだ水を湛える湖の畔に、その古城は存在する。
    曰く、その古城には恐ろしい魔女が居る。入り込んだ者を引き裂き血肉を啜る、邪悪にして残忍な魔女が住むのだと。
    森の中に踏み入り迷った少年は噂の古城を見付けた。石塀に僅かな隙間を見付け城内に入る少年は内部を探索中、廊下に一人佇む少女を見る。
    思わず声を掛けると当然だが驚きの表情をされた。
    少女は問う。「帰れなかったのですか?」と。
    少年は言う。「君と友達になりたかったから、また来たんだ」
    少年はアルテと名乗り少女に名を尋ねるも無いと言った。

    元奴隷であり現在は魔女の所有物。思考を放棄し逃げ出す事もしない少女。
    そんな少女の日々に終止符を打ったのはアルテの存在だった。
    ふたりの邂逅は少女の内心に変化をもたらす。
    何も無い空虚な存在。しかし、心の内に秘める想いが少しずつ募り始め、決して叶わぬと知りつつ、しかし抑える事のできない内なる情動。
    だが、出会いから暫くすると魔女により古城から出られなくなる。閉じ込められ出入りしていた場所も、すでに出入り不可能な状態に。
    已む無く出入り可能な場所を探すべく、城内を隈なく調べるアルテだったが、徐々に真相へと辿り着こうとしていた。

    第一部 魔女と奴隷と盗人のダークファンタジー恋愛譚。

    上記のような感じです。
    文体はなんとなく小説本文に揃えています。
    あとはご自身で模索して書き上げてみてください。
    第一部全てを書く必要はありませんし、第一部のラストを匂わせる程度で充分です。
    人を惹き付ける文章になれば、あらすじから本文へと進んでくれるでしょう。

    あらすじは物語の一部を紹介し、興味を持って貰う為のものです。
    ここが不明な状態だと読もうという気になれません。
    ですので簡単ではあれどきちんと伝えるべき部分を伝えるような、そんなあらすじを作ってみてください。
    当然ですが本文と同様の調子である事が必要ですので。

    以上、即席ですが参考になれば幸いです。
    また、質問等あれば遠慮なくお尋ねください。
  • こんばんは!
    あらすじサンプルありがとうございます!

    結構本文に踏み込んじゃってもいいんですね。
    自分だとネタバレしないようにばかりが気になって曖昧な文言しか思いつかないので、参考にさせて頂きます。
    お忙しい中ありがとうございました。

    改稿の件、気を抜くと冗長になりそうで中々進んでいませんが、おそらく土日くらいにはできると思いますのでよろしくお願いします。また出来たらお知らせします。
  • こんばんは。

    あらすじに関して少し。

    サンプルは一通り書き出しただけなので、伏せておきたい部分は伏せていても問題ありません。
    例えば元奴隷で魔女の所有物や閉じ込められた、などは書かずとも支障はありません。
    なんなら上段の文章まででも充分です。

    改稿は急がずしっかり手掛けると良いでしょう。
    まだ気になる点を指摘しますので、修正が必要になると思いますので。

    以上、明日にもこちらにコメント入れます。
  • こんばんは!

    わざわざありがとうございます!
    あらすじ了解しました。ちょっと今一話で唸りすぎて、全然あらすじまで手が回らないのですが、一旦改稿出来たらあらすじも弄ってみますね。

    またよろしくお願いします。
  • こんにちは。
    今回は少し本文について。

    気になるのは視点変更が度々ある事です。
    元より噛み砕いたような簡素な文章であれば、視点変更されても読む事はできますが、記号を挟んでいるとは言え迷子になりかねません。
    一人称の視点変更はあまりやるべきではない、と言うのが小説の基本原則です。
    昨今ではほぼ無視されていて、視点変更し捲った作品が書籍化されたりもしているので、必ずしも不文律ではありませんが。

    ただ、文体が硬く平坦で登場人物の個性も強くは出ていません。そうなると今誰が喋っているのか分かり難いので、可能であれば一人称視点は主人公、他は三人称にした方が分かり易いと思います。
    それかもう少し個性を持たせるなどして、瞬時に判別可能な状態にした方が、読む方も理解が及びやすいでしょう。
    極端な個性を出さなくても、変更した際にそれと理解できる文言があれば、それはそれで良いとは思いますが。

    一例で言えば「◆2」と「渇き」で視点が変更されていますが、瞬時に誰の視点か分かりません。少し読み進めると「渇き」がティアの視点なのだと理解が及びますが。
    書き出しがどちらとも取れる事から、これは誰の視点なのかとなってしまいます。
    書いている本人は分かっている訳で、しかし始めて読む人はその様な事を知りません。
    初見で読んで分かり易い書き出しであれば迷子にもなり難いですが。

    「あれから、どれほど日が過ぎたのだろう。随分長い時間が経ったようにも、まだそれ程ではないようにも感じる。」

    上記ではアルテの視点、ティアの視点、どちらとも判断できません。
    前話からそのまま続けて読むと一瞬、誰? となります。それでもこの二行以降で、ああ、ティアの視点なのかと判断できますが。
    このような視点変更は決して良いとは言えません。
    分かるように書くのが読まれる作品なので、分からない、判断できない状態が幾度も続けば、面倒臭くなり読むのを止めてしまいます。

    だからと言って、手抜きの「アルテ視点」「ティア視点」などと冒頭に入れるのは、文章を紡ぐ能力のない作者のやる事なので、ここは高い文章力を生かして、分かりやすいような冒頭文を考えてください。

    また、主人公の視点が揺れすぎていると感じます。
    「古城の少女」冒頭。

    「その森の奥深く、~、恐ろしい魔女が住むという。」

    一人称なのか三人称なのか不明です。
    なので、以下のようにすると良いかもしれません。

    「「街より北に見える森の奥深く、澱んだ湖の畔に立つ古い城には、恐ろしい魔女が住む」と言われてる。」

    括弧書きで示しておくと誰かから聞いた話だと分かります。
    北としたのは位置関係が不明だからで、とりあえずです。

    続く文言もまた三人称なのか一人称なのか。

    「青く晴れた空に、柔らかな陽が差す麗らかな日。~一部が崩れた場所がある。」

    「暗い森の中を進むと突然視界が開けて門が見える。よく晴れていて温かい陽射しが少しまぶしい。古びているが固く閉ざされた門の周りに伸びる石塀を辿っていくと、一部崩れた場所があるようだ」

    どのように移動したかを描写し、言葉遣いをもう少し年齢相応に崩すと良いのかと。
    以下断定した形になっていますが、初めて見るのですから少しおかしいでしょう。

    「もともと古い建物だ」
    ではなく
    「話に聞いていたように古い建物のようだ」
    とした方が自然でしょう。

    以下も視点があやふやになっています。

    「後ろ姿を向ける少女に、しばしの間見惚れて立ちつくす。」
    ですので
    「後姿を見せる少女にしばし見惚れてしまった」

    で良いはずです。

    上に示したように視点が半端な上に、硬い地の文と相まって主人公を身近に感じ取れません。
    魅力のない主人公と正体不明な少女の話が暫し続くと、読む側としては徐々に苦痛になってきます。
    改稿する上での注意点としては、文体をもう少し柔らかくする、視点があやふやなので統一するなど、細部に気を使って改稿作業をしていただければと。

    以上、今回はここまでとします。
    また気になる部分は都度指摘していきます。
  • こんにちは!コメントありがとうございます!

    視点変更、確かに現状記号に頼りきりな所はありますね…
    一応、一人称視点であること自体が伏線になっている場所もあるので、個性を出していく方向で頑張りたいと思います。

    初期ティアの視点はどうしても硬くなってしまいがちなのですが、その分アルテの方で差別化出来ればいける、かな。

    冒頭の一文も色々と気をつけてみますね。
    現在後半になるにつれて段々地の文が砕けていっているような感じなので、たぶん頑張ればなんとかなると思います!


    1話の件について。
    一話の描写をガラッと変えすぎて、提示して頂いたサンプルがあまり使えないのが申し訳ないのですが、一部だけ使用させて頂きました。ありがとうございます。

    とりあえず一通り一回目の改稿が終わったので、あと二、三度ほど推敲したらあげますね!
  • 一話改稿、とりあえずしてみました。
    一応書き直してはみたのですが、あまり納得がいっていないので、下書き共有で失礼します。

    (コメント欄で全然リンクが貼れなかったので、近況ノート本文のところに貼ってます)


    あまりに変えすぎているので、この場所は前の方がいい、と思った箇所があったら教えてください。

    冒頭を直そうとするとどう書き直しても冗長になってしまうのですが、どうしたらいいでしょう。
    というより全体的に直すほど冗長になる魔の構造過ぎて、良くなっているのかわからないです。
    結果+500字くらい増えました…



    後半も会話続きすぎてるのが嫌なのと、心理描写が足りなすぎる気がして、色々と足したらやっぱり冗長になってしまいました。前の方がテンポよかったですかね?

    なんだか極限まで心理描写削って情報を圧縮した結果が、一話が淡々としている原因のような気がしてきました。


    もうこれ大人しく二つに分けるか、根本的に構成から見直さないといけないでしょうか。
    情報量が多いような気が…
  • こんにちは。
    下書き拝読いたしました。

    結論から言えば2つに分割しましょう。
    古城でのシーンと街に戻ってからのシーン。
    1話の分量が最初から多いと取っ付き難くなるのと、まだ山場となるシーンが無いので、途中で読み飽きてしまいます。
    情報量は情景描写の増加によるもので、代わりに景色を思い描き易くなってはいます。
    分割して1話の文字数が減ればあまり気にせずとも良さそうですが。

    よくある異世界ものは序盤で騒動を引き起こし、興味関心を引きますが、こちらは淡々と進むのであえて1話に押し込まない方が良いと判断します。

    さて、分割するとなると多少の加筆は可能になります。
    概ね4000文字以内に収まっていれば、余程退屈なもので無い限り読者もついて来れるかと。

    改稿されたエピソードですが、冒頭数行に関しては表現も内容も良いと思います。
    主人公も硬さが取れて親しみ易さが出てきたので。
    ヒロインとの対比で明と暗のコントラストもある事で、分かり易さもあります。

    以降物語が本格的に動き出したら、主人公の心情描写をしっかり描き出してください。
    物語に入り込めるかどうかは、どれだけ主人公を描けているかに掛かりますので。

    あとひとつ。
    第1部で出てくる骸骨ですが、好かれるキャラでは無いのと壊されるので他にもうひとつ、潤滑剤のようなキャラが居ると息抜き出来るかもしれません。
    魔女が居るのですから狡い使い魔でありながら、主人公を多少手助けするキャラで、人である必要は無く要所要所で絡ませれば、淡々としがちな物語に抑揚を得易くなります。

    これは無理に採用しなくても良いのですが、面白い話には名脇役が居るのが一般的です。
    ですので一考の余地はあるかと。

    以上、これまでより格段に良くなった印象はあるので、あとは1話毎に小さくとも山や谷があると読者が飽きずについて来てくれます。
    近日中にまた幾つか指摘含めアドバイスいたします。
  • こんにちは!
    読んで頂きありがとうございます!

    了解しました。大人しく分けますね。
    とりあえず満足いく感じに加筆をしていこうと思います。
    旧一話から現下書き程の変化はないと思いますが、また違和感がないかだけ確認していただけると嬉しいです。

    心理描写の件も了解しました!

    円滑剤のキャラですか。新キャラを入れるとなるとどこに入れるべきか、悩みどころではあるのですが、少し考えてみますね。

    話の山と谷、頑張ってみます。
    ありがとうございました。またよろしくお願いします。
  • あの、質問一つよろしいでしょうか。
    文頭からカギカッコを入れる時で、その内容が会話文ではない時(引用文とか伝聞とか)である場合、字下げはした方が良いのでしょうか? いつも悩みます。

    今までは悩んだ挙句とりあえず一字下げしてました。
    位置的に文頭にきてるだけで、地の文の間に挟まってても特に改行とかしないかな、という理由です。
    それとカッコで分けている(強調している?)だけで、属性的には地の文だから、という理由もあります。

    一般的にはどうなのでしょう?
    調べても会話文の方のカギカッコの使い方しかでてこないので、よく分からなくて。
  • こんにちは。
    質問への回答ですが。

    地の文は基本一字下げとなります。

     「あの古城には魔女が住んでいるから近寄るな」と散々言われていた。
     それでも行ってしまったせいで。
    「マジで行ったのか! お陰で余計な心配をする事になっただろうが!」

    原則としては上記した感じになります。

    あまりこの様な表記を見ないので、違和感がある場合は少し工夫して。

     散々「あの古城には魔女が住んでいるから近寄るな」と言われていた。
     それでも行ってしまったせいで。

    とすれば違和感もなく書式を崩す事も無いので、ある意味上手いやり方になるでしょう。
    会話文は字下げせず地の文を下げるのは、明確に区別するためのものなので、それさえ理解できる状態であれば良いです。

    ですので。

    「あの古城には魔女が住んでいるから近寄るな」と散々言われていた。
     それでも行ってしまったせいで。

    としてもト書きが付いていれば、会話文とは看做さないので、これでも通用するでしょう。
    会話文の中に含めていたりすると混乱し易いですが。
    単独使用なら上の方法で問題無いでしょう。
    ト書きはもともと会話ではない、地の文に使う括弧書きの文言のためにありますので。

    以上となります。
    ではまた近日中に。
  • 分かりました!
    基本一字下げでいいんですね。ありがとうございます。

    一話の冒頭も、どうしようかとも思ったんですが、なんだか字下げすると違和感があります。でも基本書式には忠実にいたいので、例のようにどこか弄れないか試してみますね。
    どうしても無理だったら、最後に例示していただいたように、そのままになるかもしれませんが。

    またよろしくお願いします。
  • こんばんは。

    今回は再度通して読んでみて思った事。

    「◆掃き溜めの故郷」から「◆2」まで、一度に主人公の境遇や環境や仲間などを描き過ぎて、動きも無い事から序盤で退屈する読者が出てきてしまいかねません。
    つまり山も谷も無い平坦な話が1万文字以上続く訳で。
    これが文学や現実の話ならば、そういうものだと思って読む人は居ます。
    ですがファンタジーでこの状態だと、まずもって多くの読者は飽きてしまうでしょう。

    それぞれのエピソードを切り離して、他のエピソードの中に混ぜ込むなど、少々工夫が必要だと思います。
    これは内容が云々ではなく起伏の問題であり、例えばエピソード内に緊張と弛緩が無いとなります。
    起伏や緊張と弛緩は交互に来ると読み続けられ、平坦な状態だとカクヨムの読者では飽きて他所へ行ってしまいます。

    と言う事で、大変な手間になりますが構成を見直しましょう。

    あまり指摘する部分も無くなってきています。
    元の文章がしっかりしているのもあり、集客の導線をきちんと作れば、もっと伸びそうではあります。
    あとは物語に緩急をしっかり付けると、読者の定着も見込めると思います。

    以上、また気付いた事があれば記載します。
  • こんばんは!

    確かにあそこら辺、ほぼ説明回みたいなところありますよね…了解です。

    なんだか大変時間がかかりそうですが、ちょっとずつ直していきますね。

    ありがとうございました。またよろしくお願いします。
  • 一話再び改稿しました。今回は本編の方を差し替えているので、良ければ時間のある時にご意見聞かせてください。

    変わらないと言っておいて色々と変わってます。あんまり直していてつまらなかったので…
    個人的にはこちらの方がいい気はするのですが、客観的に見てどうか聞かせてください。
    情報量が増えたのと少し構成がややこしくなったので、読んでいて分かりにくいところがあったら、教えて頂けると嬉しいです。

    分けた方の二話目(旧一話後半部)は、暫定的に置いてるだけでまだ直してないです。後々一話に合わせて内容変わると思います。


    それと、一部表記変更しています。古城を囲む塀についてです。
    石塀→レンガ塀に変わってます。
    個人的にレンガ塀という単語に馴染みがなく、存在しない語だと思い込んでいたため、今まで石塀表記でした。レンガ塀が正解です。

    他の箇所も、とりあえず目に付いた場所だけ直しています。漏れがあるかもしれませんが、改稿都度直していく予定です。どこかで表記揺れを感じるかもしれません。すみません。
  • こんにちは。
    今回は「◇ささやかな変化」から。
    それと改稿された「◆古城の少女」に関してです。

    以前より取っ付きやすくなっていて、読み易さもあるので良いと思います。
    細かい事ですが少し意図を測りかねる部分として以下。

    「背の中程まで伸びた黒髪が ~ 動く気配を見せなかった。」

    この文章の後に「居た」とありますが、上の文章の先頭に付けた方が、自然ではあろうかと思います。
    もしくは、「やっぱり居た」とすれば、そこに居るであろう事を予測した上となるので、違和感も減少するでしょう。
    なぜ違和感に至るかと言えば、一人称だからです。一人称では人物像が先に来て、見付けたとする「居た」に至る事はない、と言えます。ですので、人物像を描く場合は先に見付けたとする表現の後に、「背の中程まで」とする方が、不自然さを感じさせずに済むでしょう。

    「思いながら、ちらと視線を城の廊下へ移した」

    上の文章では文語となっています。
    「ちらと」は口語では無いので別の表現に置き換えた方が、全体を通して読んだ時の違和感は無くなります。
    「ちょっと」「少し」「ちらっと」など。
    地の文の大部分が口語、もしくは口語に添った表現になっているので、そこに文語が混ざると不自然さが出てしまいます。

    「そう言うと彼女は腕を上げて ~ 立てられた指は」

    「立てられた」は不自然なので「指さす方向は」でしょう。立てられる、つまり指を立てると言う事は、天井に向かってと受け取れますので、指し示す方角に向けて指を突き出す行動を示す必要があります。

    主人公の心情、少女の表情や僅かな動きなど、細かく描写しているので伝わる情報量が多く、その成果として頭の中で思い浮かべ易くなっています。
    これは日頃から本を読む人には良いでしょう。
    カクヨムのメイン読者には少々くどい、と受け取られますが。
    個人的にはこのくらいの情報量ならば好意的に受け取れます。

    「◇ささやかな変化」から。

    「目を開けると、高い天井が見えた。~ ぶら下がっている。~ ここは、何処だ」

    上の「ぶら下がっている」に続く改行後の「ここは、何処だ」で誰の視点か混乱するので、もう少し少女らしい表現にした方が良いでしょう。
    「ここは、どこ?」でも良いですし「どこなの?」でも良いです。
    ひとつのセリフで混乱を招くので、その点ではよくよく吟味して言葉を選ぶと良いでしょう。

    「不安定な体制が所在無い。」

    上は単なる誤字の指摘です。
    「態勢」

    「大体俺『あなた』じゃねぇんだけど。~」

    セリフ内で強調したい場合は、二重鉤括弧ではなく傍点を使う方が良いかと思います。
    傍点は使い方が難しいですが、2~3文字であればその効果は充分期待出来るのと、強調していると示す事が可能ですので。括弧内にさらに二重鉤括弧では読み辛さに繋がるので、セリフ内では使用しない方が無難です。
    代わりに以下の文章で。

    「アルテは眉を寄せたまま、いいから、と静かに呟いた。」

    「いいから」の部分を鉤括弧で囲いましょう。
    「アルテは眉を寄せたまま「いいから」と静かに呟いた」
    全文をこの書式で統一すると読み易いはずですし、本来の小説の書式になります。

    同一話内での視点変更は避けた方が良いです。
    本来の小説ではタブーであり、しかし現在は当たり前に行われていますが。
    なぜタブー視されて来たかと言えば、一人称はあくまで主人公視点であり、その視点が他人に移ると言う事は、本来見えないものを見ている事に繋がるからです。
    主人公の目には少女の目に見える世界は見えません。それを強引に視点を移して見せている。
    これの意味するところは他人の思考が分かるのか、と言う事ですね。
    他には主人公が二人乃至は複数となってしまいます。群像劇ならばともかく、そうではないのであれば可能な限り行わない、が本来のあり方です。
    ですので、せめて同一話内での変更は避けた方が良いとなります。

    ラブコメや恋愛小説でこれをやられると、力いっぱい白けるので恋を語る際は、いかなる場合でも避けた方が良いと考えています。
    作者の技量の無さを疑うレベルですので。
    描写力はあるので安易に視点変更はしない方が良いでしょう。

    以上、今回はこの辺で。
    主人公が語る地の文が固まってしまえば、あとは全文をそれに倣って書き換える事で、凡そ問題点の殆どは解決します。
    揺らぎに関しては他の作者なら許容するレベルですので、このままでも通用するでしょう。
  • こんばんは!一話読んでいただきありがとうございます!

    「◆古城の少女」について

    「居た」のところ、発見を表していると言うよりは、視覚で人物情報を確認する過程を踏んでから、「居た」と心の声が漏れた、っていう意図でした。単なる心の声です。分かりにくいですね。
    「やっぱり居た」の方に変えときます。ありがとうございました。

    「ちらと」は結構色々なところでやらかしている気がします。文語表現だったんですね。あまり気にしてませんでした。見かけたら直します。

    アルテの方の地の文は崩せるだけ崩そうと思うんですが、ティアの方は若干硬さを残そうと思っています。そういった意味で文語表現を使うのはありでしょうか?

    指が「立てられた」のところありがとうございます!何となく違和感はあったのですが、いまいち原因が分からなかったのですっきりしました。

    情報量許容範囲だったのなら良かったです。安心しました。


    「◇ささやかな変化」について

    ティアの台詞、以前指摘して頂いた、話の冒頭の書き分けと同じような感じでしょうか。了解しました。


    鉤括弧について
    二重鉤括弧、読みにくかったですかね? 個人的に傍点より好きなのでこうしていたのですが、読みにくいなら直しておきますね。

    地の文の括弧について
    本来の書式ってそうだったんですね……今初めて知りました。ありがとうございます。
    自分でもたまにここ分かりずらそうだな、って思う時ありました。


    視点変更について。

    おそらく物語の根幹に関わってくる話となるので説明します。
    実はこの作品、初めからダブル主人公の体で書こうとはしているんです。

    旧一話がやけに長くて、情報量ぎゅうぎゅうだったのは、初め書いた時、とりあえず両者の話数を同じくらいにしてダブル主人公の体を保ちたい!っていう目論見があったりしたからでした。そのせいで単調になって失敗していますが。
    まだ書いていませんが、第二部からはティアの方が主人公っぽくなる予定です。

    この作品、主題に恋愛が入ってはいますが、それメインじゃないんです。どちらかと言うと人物の成長の方がメインで、最終的に物語の行き着く先が恋愛って言いますか……。
    恋愛成就へのあれこれを楽しむっていうより、そこに至るまでの人物の成長の方にスポットが当たってるっていうか……?説明が難しい……

    なんというか、この作品は少女漫画の恋愛では無いんです。
    少年漫画の気持ち恋愛要素多め版って感じです。内容と体感的には。
    作中の要素的には
    「ダークファンタジー<恋愛」じゃなく、
    「ダークファンタジー=恋愛」
    って感じなんです。もしかしたら人によっては、恋愛よりダークファンタジーの方が強いかもってくらいなんです。

    たぶん第一部の前半が一番甘いです。作中屈指で甘いです。改稿しようと前半見た時に「うわこんなに甘かったっけ」と私が思わず呟いたレベルです。後半からは結構恋愛要素は停滞します。

    第一部前半の調子がずっと続くストーリーなら、視点変更は愚策となるのかもしれませんが、視点変更を行わないと第一部後半以降のストーリーが全く別物になってしまうので、視点変更を行わない方向ではいけないと思います。わざわざ指摘していただいたのにすみません。
  • 少し詳しい説明が思いついたので追記します。

    作品全体通して、物語はダブル主人公の体でして、第一部だけを言及するなら、主役はむしろティアの方なんです。

    アルテは元々語り手としての片割れと言うだけです。古城に閉じこもっている無知で無感動な主役に代わって、世界観とか常識とかの諸々を補足説明する役割を持っています。あとは機が熟すまでのお膳立てとか。
    主役に影響を及ぼす重要人物ではありますが、立ち位置で言うなら、主役に一番近い脇役です。

    だからアルテを単体主人公に添えると、ストーリーがそもそも崩壊します。なので視点変更しない方向はちょっとできません。

    伝わったでしょうか……
  • こんにちは。
    ダブル主人公の件、了解しました。

    ただし、これが正しく読者に伝わっていないと意味を成さないとご理解ください。
    作者は全てを知っている訳です。
    しかし読者はなにも知らずに読むのですから、それが伝わる書き方がなされていないと、意図した読み方をしてくれません。
    よくあるのは、自分が知っている=読む方も分かるはずなどと、己の落ち度を
    認めない作者が無数に居る事です。高い力量があるのであれば、とっくにヒットしてるはずですから、そのタイプの作者の作品なんぞ推して知るべしです。
    読んで意図が伝わらないのは、読む方が未熟だからだ、読解力が無いからだ、などと責を丸投げするなら、まず己を振り返るべきですから。

    昨今中高生の読解力の無さを指摘されますが、ならば理解される書き方も当然ある訳で。
    無数に読者の付く作品は紛れもなく、読者に責を投げるタイプではなく、読者に寄り添える文章を紡げる方です。
    その違いを意識して伝わる作品を目指してください。

    現在もうひとつ別の方の作品のアドバイスに入りましたが、同じくダブル主人公と言った設定でした。
    こちらの作品より遥かに理解し易いです。ある意味賢いやり方ではあるでしょう。
    書式は出鱈目もいいところですが。

    「我が愛しの化け物」の場合はメインが少女であれば、「◆古城の少女」でもっと強く少女をアピールした方が良いでしょう。
    「断絶の古城」をきちんと読んでそこに誰が居たのか、話が進んで尚も記憶に残っていれば、真の主人公が誰かを理解する事も可能ですが。
    大概その辺は忘れてしまいます。
    プロローグに鮮烈な描写があっても、それは導入部と言う事で意外と忘れてしまいがちです。
    思い起こさせる為の描写は欠かせないので、その点も良く考慮して紡ぐと良いでしょう。
    主人公と準主人公とした場合は作者に高い力量を求められるので。

    因みに視点変更するなとは言いません。
    するのであれば、1話ごとが最低ラインだと申し上げてます。

    「同一話内での視点変更は避けた方が良いです」と記載してますね。

    最小単位が1話。同じエピソード内で、コロコロ視点が変わればそれが問題だ、と申しているのですから。

    もし視点変更を絶対不可とすると、グランドホテル形式やアンサンブルプレイで物語を紡げないとなりますから。
    ですので1話の中でコロコロ変わる作品は、個人的には駄作のレッテルを張らせて頂いています。
    読み手が混乱するだけなので。

    ただし、三人称(一元視点ではない神視点や多元視点)であれば好きなだけ移動して構いません。
    カメラで例えれば複数台ある状況ですから、それは有効活用と言うものです。
    誰にでも焦点を当てられて様々な場所を描けるのが、三人称の最大の特徴でしょう。
    異世界ファンタジーや戦記物などに最適な手法です。

    「我が愛しの化け物」を恋愛小説とは思っていないので、その辺は誤解なきようお願いします。
    恋愛要素もあるファンタジーとして見ていますので。
    例示した恋愛やラブコメは、視点変更の悪例です。

    いろいろ書きましたが、要は書き方次第です。
    読者を納得させられればそれで良い訳で。
    納得させられない、と言う事はどこかに瑕疵がある、そう考えて差し支えありません。

    ティアの口調に関して。
    文語ではなくとも硬さは表現可能ですし、殆どの場面で描けています。
    文体は統一する事により読み易さを得ます。
    口語と文語の混在は違和感しか出て来ないので、避けた方が無難でしょう。

    この様な問題を解決する手段が三人称なのです。
    ファンタジーになぜ三人称が向くのか、と言えば文語が使い放題だからです。
    視点変更も文語も問題無く使えるのが三人称。
    一人称は書き易いと思われていますが、多くの人は失敗していますので。
    意外と文体の統一が難しいのが一人称です。

    以上、ダブル主人公と言う事を踏まえて次回は、その点でどのような描写が良いか考えたいと思います。
    一等最初にダブル主人公ですよ、と言明されていればもう少し違うアドバイスができたと思います。
    あとから実はこうなんです、などとなると、それまでのアドバイスが無駄になっているので。
  • こんにちは。

    ダブル主人公の言明については本当にすみませんでした。物語前半だけだとそれに気づけないのが普通だと思います。
    後半でやっとわかってくるくらいの構造なので、初めにダブル主人公とか言っちゃうと、最後まで読むの強制しているように受け取られないかな、と思ってしまいまして…
    あの、無理に読まなくていいですからね。

    作者が分かっているから読者もわかるはず、とは思ってはいないです。私も自分で書いていて、初め絶対わかりそうにないこれ……とは常々思っています。
    ただ、正直あまりに上手く書けないので、いっそアルテが主役と見せかけて、読み進めていくと実はティア、みたいなミスリードっぽい構造にしてやろうと開き直っていたところはあります。
    開き直った瞬間から、ますます序盤のティア視点が抑え気味になりました。

    後で気がついた時、目次を見て同じくらいの話数だと分かるように、目次に記号を入れてます。目次の書き方と話数を揃えたかった、というのはそういう意図です。

    一応後半の初めの方にプロローグを思い起こす場面は入れているのですが、形式的にはこれも、指摘されたような同一話内で視点変更しているとこでした。
    こちらは明らかに分けた方がわかりやすいとは思うので、分けておきます。
    その後にも二箇所くらい思い起こす場所はあるので、よっぽどプロローグが印象薄くない限りは大丈夫だとは思うのですが…


    「◇ささやかな変化」の視点変更について。
    了解しました!

    確か書いた当初は前述のように、目次の記号の数を揃えたいがための、苦肉の策だったような気がします。
    後は一話あたりの文字数を同じくらいにしたいという、変なこだわりだったかな…

    今はそんなに気にしてないので、アルテ視点でひとつ話わけますね。ついでに以前指摘された「◆掃き溜めの故郷」「◆仮面の下の本心」あたりの所を組み込めないか試してみます。

    「◇ささやかな変化」と「◇黄昏に慕情、宵に崩壊」の間に一話挟むと少しだれてこないでしょうか。話に緩急つければ大丈夫ですかね? 構成いじらなきゃいけないかな…

    ティアの口調の件了解しました!
    常々一人称めんどくさいとは思いながら書いているのですが、三人称だとちょっと内面描写するのに明らかに不足なんですよね…
    山場でぐちゃぐちゃに乱れた情緒描きたいので、一人称のまま頑張ります。

    ありがとうございました。ダブル主人公の件については本当にすみませんでした。またよろしくお願いします。
  • こんにちは。

    今回はエピソードの改善案ではなくカクヨムに参入してきた「フィルムアート社」の創作論です。
    既に読んだ、としてもそれが作品に活かされていない状態であれば、何度もで読み返し自分のものになるようにして欲しいと思います。

    「きちんと学びたい人のための小説の書き方講座」

    まだ小説を書く上で必要な事の概要と、キャラクター作りしかありませんが。
    ですが、とても参考になるはずですので、まだ読まれていない場合は読んでみてください。
    ピントがずれて説明不足の私と違い、魅力的なキャラがどのようなものか、必要なものは何かきちんと示されています。そしてそれこそが物語に読者を引き込む、最大の要素足り得るので今からでも十分役立つはずです。

    読んでみて疑問があれば答えられる範囲で私が答えても良いです。
    おそらく小説講座で言わんとする事は理解できていると思うので。

    登場人物の魅力はとても大切なものです。
    好かれるにせよ嫌われるにせよ、感情移入させられない登場人物では、読もうという気になれないので。
    その点で言えばアルテはかなり厳しく、ティアもまた少々厳しいです。
    人物が生きていればその物語にのめり込めますし、そうでない場合はブラバされてしまうので、講座で示される内容を身に付けてみてください。
    それだけで数字は大きく違ってきますので。
    カクヨムの小説講座より役立ちます。

    「◇ささやかな変化」と「◇黄昏に慕情、宵に崩壊」
    1話挟む場合はその話の中で緩急がしっかりあれば、問題無いはずです。
    どうでもよい話が続くと逃げるので、引き込むエピソードを考える必要はありますが。
    「◇黄昏に慕情、宵に崩壊」が少々長いので、間に挟むエピソードに一部組み入れれば、無意味に冗長な感じも無くなると思います。

    「だけどそれでアルテの態度が変わるようなら、それは、なんだか。……話したくはないと、思う。」

    上の文章辺りから上を新たに加えるエピソードに。
    そうすれば、話を繋ぎやすくなるでしょう。

    「どれくらい歩いただろう」から以下は緊迫感のあるシーンへの移行となり、以降読者を引き込めると考えます。
    文字数が不足気味だと思う場合は、多少の加筆はありです。

    以上、今後の改善案は今しばらくお待ちくださいませ。
  • こんにちは!

    わかりました。頑張って身につけてみます。

    キャラクターが読者にどう見えてるか、自分ではよくわかってないので、今後もどう感じるか指摘していただけると嬉しいです。


    エピソード挟む件、了解しました!ありがとうございます。
    「◇黄昏に慕情、宵に崩壊」の前半を入れ込むってことは、アルテ視点に書き換えなきゃいけないってことですよね……
    ちょっとそうするとティアの内面の変化をどうするかって問題になるので、うーん、どうしましょう。とりあえず改稿が追いつくまでに色々考えてみますね。
  • こんばんは。
    今回は「◆共同軟禁生活」「◆狂気の虜囚」を取り上げます。

    アルテの地の文は登場するすべて書き換えを行う事を前提とします。
    ただ、「共同軟禁生活」の冒頭からほぼ三人称一元視点になっているので、直すとなると相当な手間となるでしょう。
    大変だとは思いますが、やるならば徹底的に。
    改稿が済み序盤の入れ替えが済めば、タイトル以下またいろいろ試行錯誤して、導線の確保に努めてみてください。

    あまりお勧めできない手段ではありますが、フォロワーが少ない状態の時にしかできない、せこい技があります。ご存知かもしれませんが。
    元からあるエピソードに上書きしての投稿だと、改稿された部分を入れ替えても新着に載らないので、5話くらいは上書きエピソード。以降を新規のエピソードにして、現在公開済み分をすべて下げた上で順次公開すると、都度新着に表示されますので、集客には一定程度の効果を見込めます。

    一度全話下書きに戻します。
    手順ですが以下一例。
    「断崖の古城」はそのまま公開。
    「ep.1」から「◆2」くらいまでは上書きエピソードを一気に公開。
    「ささやかな変化」以降を新規エピソードで毎日1話ずつ公開。
    第一部をすべて書き上げた上で、順に公開すれば毎日も可能でしょう。
    トップページに表示されないと読者も増えないので、集客に結びつく手段はなんでも試してみると良いと思います。

    さて、本題。
    「◆共同軟禁生活」

    些細な事ではありますが。

    「初め俺は、魔女の噂自体がでたらめだと思っていた」
    「俺ならともかく、ティアは閉じ込められたところで」

    上段の地の文と下段の地の文。対象のあるなしで「俺」が不要になります。
    上段は誰と、や誰に、が無いので「俺」を付ける必要がありません。
    下段は相手が居るので「俺」を付けた方が対象を明確にできます。

    「初めの頃、魔女の噂自体がでたらめだと思っていた」
    で、通用しますし誰がも何も「俺」以外居ない訳です。ですので「俺」は不要。
    以下のケースは単独行動でもあるので「俺」は不要です。

    「俺が度々市場で見かけるより遥かに高級品だろう」→この場には「俺」しかいませんし、誰に対しての「俺」なのかとなります。「俺しか」見ていないものの場合は「俺が」でも良いでしょう。
    「俺は手元のりんごにかじり付いた」→かじりつく存在はその場に「俺」しか居ないので、わざわざ「俺」を付ける理由が存在しません。

    一人称代名詞は対象あってのものですので、その点も意識して不要なケースでは付けない、そうすれば不自然さもなくなります。
    読んでいて時折邪魔な言葉が付いている事があります。これは多くの人が無意識に書いてしまうので、幾らか気を遣うだけで読む方が楽になります。

    「◆狂気の虜囚」

    冒頭で回顧するシーンがあります。
    このような書き方はもちろん無数にあるのですが、カクヨムの読者を対象とした場合、一瞬なんの話なのか、と疑問を抱く事になります。
    疑問を抱くとストレスになるケースもあり、面倒臭い書き方をする、となれば離れてしまう場合もあるでしょう。
    文学であれば最悪自分だけが分かる書き方(読み手が四苦八苦して勝手に解釈してくれます)もありですが、ここである程度数字を取ろうと思う場合は、分かりやすさは重要な要素です。
    ですので、記号を使わずに済む「不意に、以前ノルと交わした会話を思い出した。」を冒頭に入れておくだけで、すべてが解消されます。

    表現や技法に拘り読者が置き去りになっている作品は多いです。
    何を言いたいのかと言えば、技法を読みたい訳ではなく、胸躍る冒険譚、心を打つ恋愛劇、愛憎劇や復讐劇など、物語を読みたいのですから、すんなり入り込めるストレートな表現が好まれるのは言うまでもありません。
    持って回った回りくどい表現や、小手先の技法で煙に巻くものでも無いので。
    因みに、思いっきり読者を引き込める作品であれば、仕掛けとしてたまに使うのはありでしょう。そうでない場合は可能な限り無い方が無難です。

    地の文を変更する事が前提になっているので、気になった部分はこのくらいです。
    改稿後までお付き合いしますので、出来上がりましたらまた印象含め、何かしらアドバイスできればしたいと思います。

    以上、今回はここまでとします。あまり中身はありませんが。
  • こんばんは!

    入れ替えについて。
    「以降を新規エピソードにする」というのは、新しくページを作って、そこに本文をコピペして改めて投稿し直す、といった認識で合ってますか?(理解力なくてすみません)

    「◆共同軟禁生活」につけて頂いたコメントを消したくないので、そこだけ上書きエピソードにしたいです。でも、そうするとそれ以前を新規エピソードで投稿しても、意味がなかったりするのでしょうか。

    「◆共同軟禁生活」

    一人称代名詞の件、了解しました!
    おそらく各話冒頭部では、視点を明確にするためにあえてつけることもあるかもしれませんが、それ以外は自然な感じになるように気をつけてみます。

    「◆狂気の虜囚」
    了解しました。回想の時はワンクッション置いて分かりやすく、ですね!今後も気をつけます。

    本当、何から何までありがとうございます。
    改稿の件なのですが、一話直す毎に連絡するのは、煩わしく感じますか? ある程度まとまって直したあとで連絡した方がいいでしょうか。

    どの道直すの遅いので、そんなに変わらないかもしれませんが……
  • こんばんは。

    新規エピソードは新たにページを作って、コピペなり新たに書き込んでいくなどです。ですので、その認識で間違いありません。

    未公開状態にした「◆共同軟禁生活」まで新規で投稿すれば、そこまでは新着に掲載されます。
    上書きエピソードを公開後、また新規で公開すれば新着に表示されます。
    公開済みエピソードの最後尾に新規公開される状態であれば問題なく表示されるので。

    1話の方が都度チェックできるので、アドバイスはし易いと思います。

    以上、大変な労を伴いますが、良い結果が得られる事を期待しましょう。
  • こんにちは。

    了解しました!ありがとうございます!

    それと大変遅ればせながら、二話改稿したので、お手隙の時にご意見聞かせてください。

    内容半分以上変わってるので、読みにくいところとかあったら指摘お願いします。

    あと、後半に出てくる女についてです。完全なるその場限りのモブキャラなのですが、なんだか口調から「これ実は魔女だったりする?」と思われないか心配です。
    良ければどう感じたか聞かせて頂ければ…!
  • こんばんは。

    第2話読ませて頂きました。
    以前より身近に感じられる状態になっていて、親しみ易さが増したと感じます。
    特に読み辛いと感じる部分はありません。

    女性キャラですが、ストーリーに直接絡まないのであれば、思わせぶりな態度だとミスリードを招くので、無い方が良いかもしれません。
    結局何だったんだ、となってしまうので。

    これがストーリーに何らかの形で絡むならば、魔女なのか何かしら力のある女性なのかと、楽しむ事ができるでしょう。

    思わせぶりな態度では無く単に話し掛けただけならば、モブと認識するでしょうからあっても良いとは思います。
    その辺は読者がどう受け取るか、マイナスに受け取られない範囲で判断するのが良いでしょう。

    以上、近日中に「◆2」以降の改善案を用意いたします。
  • こんにちは!

    読んでいただきありがとうございます!
    すんなり読めたのなら良かったです。

    確かに言われて読み返してみれば、女のところ無駄に思わせぶりですね。
    原因明らかにそれでした。

    キャラが身内だけだと、アルテが中々余裕崩してくれないので、序盤で内面出すには、モブ入れるのが一番わかりやすいと思うんですよ。
    とりあえず、サラッと読み流せる嫌味モブにする方向で直します!

    ありがとうございました!
  • こんにちは!
    二話のモブのところ直してみたので、モブっぽくなってるかどうかだけ確認お願いします。次回アドバイスしてくださる時で大丈夫です。

    あと、フィルムアート社の「主人公は2人いてもいい?」を読んで思ったこと。

    以前この作品はダブル主人公だ、と言いましたが、あれを読んで考えてみると、やっぱりアルテの単独主人公なんじゃ?と思えてきました。

    第一部の目的というか、中核になるのがティアなだけで。
    アルテの世界はティアが居なくても回るけど、逆はない、って考えるとやっぱり単独主人公なのかな、と。

    一度はそう思ったのですが、「誰についての物語か」と聞かれれば、どちらか片方ではなく両方の物語なので、結局どうなんだろう、と首を傾げています。どちらもそれぞれ成長しないと、最終的に救われない話なので。
    一応ストーリー上は、複数主人公の条件の方も満たしてはいます。

    第一部 ティア中心(アルテ視点多め)
    第二部 アルテ中心(ティア視点多め)
    第三部 両方

    となる予定なのですが。
    全体通してダブル主人公というだけで、各部ごとで言えば、主人公が交代しているような構造なのかもしれません。

    今後の大雑把な展開は決まっているのですが、ここら辺の認識が曖昧なせいでなにか変わったりするでしょうか?
  • おはようございます。

    モブの部分を読みました。
    まだ幾らか誤認しそうな感じはありますが、アルテにとって苦手な部類の人間である事や、蔑まれ見下される事を好まない雰囲気は出ています。
    アルテの人間性が出ているので、その点では良いと思います。

    ダブル主人公。
    高い技量が無いと難しいでしょう。
    単純に視点を各々に移したら、ではダブル乃至は複数が成立するか、と言えばそう単純な話でもないので。
    視点を動かして描写を多めにしたら、と考えがちですが、その程度なら誰でも実行できますから難しいとはなりません。

    主人公が二人居る、と言う事はその二人に同じように感情移入させられないと、結局は一方の視点による物語になってしまい、ただの視点移動で終わってしまいます。
    何が言いたいのかと言えば、ひとつの物語の中に、同一の時間軸の中で動く二つ物語を作り、二人の主人公が居る状態にしないと「主人公が二人」にはならないと言う事です。
    全体を通してその作品内に二つの話があり、時に交わり時に離れと離合集散を繰り返しながら、最後にまとめるも個別のエンディングを迎えるも、いずれにせよ、個別のストーリーに一つの作品としての完成度を求められます。

    それが出来ていない場合はただの視点移動による、とぼけた描写の作品にしかならないでしょう。

    現時点でも「◇とある少女の回顧録」まで読んでしまうと、ほぼ主人公はティアだった、となってしまいます。
    ティアの強烈な過去、そして回顧録の前のエピソードを顧みると、アルテも主人公とするには弱すぎると感じます。
    第一部でこの状態では第二部でティア視点が増えれば、読者は確実にティアが主人公でサブキャラがアルテと認識すると思います。

    同格の存在としないとダブル主人公が成立しないので、このままではティアが主役で脇役がアルテになるでしょう。
    以前に視点があやふやと指摘したと思いますが、アルテが弱いと感じるから余計にそうなるのかと。
    アルテ視点で進むはずの第一部なのに、弱すぎる。
    ティアの存在が想定以上に大きすぎるのだと思います。
    結局アルテが食われてしまい、この話の主人公はティアだった、となるのかと。

    と言う事で、ダブル主人公は現時点で成立しておらず、実はティアの物語だったと。
    これを覆すのは容易ではありません。
    第二部でティア視点が増えれば尚更ティアのストーリーが根付くでしょう。
    アルテにはティアに対抗できるだけのエピソードが必要です。
    それが無いと視点を増やした程度では解消できないでしょう。

    ティアの過去語りが多すぎた、強烈過ぎたのだと。
    視点の移動と描写の多さ程度では、二人主人公が居る、とはならないと考えます。
    正直言ってしまえば、ダブル主人公の話は私にとっても少々荷が勝ちすぎる部分はあります。
    後学のためにやって損は無いので、知恵を絞って考えてみたいとは思いますが。

    そこで、アルテの設定とティアの設定の開示をお願いします。
    各々をきちんと知っていないと、改善案も半端で中身のないものになります。
    どんな人物なのか知れば、そこに何かしらエピソードを足す、その生い立ちならば、その性格ならばなど、知る事でひねり出せるものはあると考えますので。

    以上、よろしくお願いします。
  • こんばんは。

    二話について。
    まだ誤認しそうではあるんですね。モブ難しいですね……。

    ダブル主人公の件について。
    アルテの背景の方も結構複雑なので、あんまり出しすぎるとストーリーがごちゃごちゃしそう……と思って抑え目にしていたのが、仇になっているようです。
    もっと心理描写がんがんに追加していこうと思います。

    アルテとティアの設定について。
    アルテの設定については大部分を第二部で書く予定だったため、現時点で出せていない情報が沢山あります。
    もしかしたらこちらを読んでいる読者さんもいるかもしれないので、ネタバレ防止のため、下書き共有の方で失礼します。
    近況ノート本文のところに貼っておきます。
    (ついでに以前の下書きの1話の方は下げました)

    同様の理由でティアの設定から先に提示しています。
    また、ティアについては「第一部」と「第一部終了後~第二部」で成長の振り幅が激しいのですが、とりあえず第一部のところだけ記載しています。以降も情報がいるようでしたら教えてください。


    それと、追加エピソードについて。
    私の方でも色々考えてみたのですが、登場人物に魅力が足りないのは、前半で設定詰め込みすぎ&早く後半に繋げようと展開急ぎすぎのせいで、そちらの説明に描写を割きすぎているのが原因の気がしています。

    心理描写を追加するにも、今のままだとどう組みかえても限界があります。

    「序盤の二人の逢瀬が少なすぎて、ティアの内面の変化が少し強引な気がする」とは度々思っていたので、これを機に一日くらい会う時間を増やそうと思いました。
    「◇人と物の狭間」の後半部だけ少し後回しにして、「◆掃き溜めの故郷」を一旦挟んでから、間に一話挟んで、「◆仮面の下の本心」にいけば、その間でティアに苛つく前のアルテの心情も描写できるかな、と。

    ただ、その分展開を遅らせて、前半の日常パートが伸びるので迷っているところです。
    「◇人と物の狭間」を分けた時のいい引きも、場が持つような展開も、中々思いつかないもので……
  • こんばんは。
    設定の開示ありがとうございます。
    手元に置いて効率よく考えたいので、勝手ながらコピーを取らせていただき、当方の下書きに保存させていただきました。キャラの設定が詰まり次第削除します。
    と言う事でネタバレ含む内容なので引っ込めていただいて構いません。

    キャラに関して。

    「自分自身を一番騙して、現状から目をそらそうとしている」
    この部分をまず葛藤として描くと、伝わりやすいかと思います。
    各エピソードを読んでみても「自分を騙している」のが伝わり難いので、「◆掃き溜めの故郷」と「◆仮面の下の本心」でジェイドやノルに内心を引っ張り出させましょう。セリフではなく地の文で考えさせればよいと思います。自分を騙す、とは言っても心の中では心理的圧迫感はあるので、例えば「胸の辺りがチリチリ痛む」「頭の中がざわざわする」「こいつに苛立った訳じゃないのに、ムカムカする」など、直接表現ではないもので補えば、ある程度読み取る事ができます。
    こうした心理描写は有効なので、大目に取り入れると良いでしょう。

    舞台設定が途中で幾度か挟まれますが、むしろその手の設定は「ep.2◆市街の少年」で、半分を開示。残りは「◆掃き溜めの故郷」の子どもたちとのやり取りを削り、その分冒頭に入れておくのもひとつでしょう。
    一例ですのでどこに何を入れるかはお任せです。

    「俺はイーストエンドの出身だ ~」
    上の文章から続く描写ですが、少し整理した方が良いでしょう。
    代わりにアルテの直接表現ではない心理描写に切り替えましょう。
    直接的な表現は分かり易い反面、書かれていない事を表現できません。
    行間を読ませる文章に仕立てれば、せっせと文字を書き込んで、事細かに描かずとも表現しきれるものなので。
    読んでいると情報量が多いようで、実は無くても成立するものが多いと感じます。
    例えば以下。

    「損壊したこの廃墟の屋上に ~ すっかり魂に馴染んでしまった、俺の故郷」

    もう少しダイエットしても問題ないはずです。
    ここにアルテの性格に由来する心理描写を挟む。代わりに情景描写を削った方が、より主人公として身近に感じられると思われます。

    舞台装置の説明は多いのですが、肝心要のアルテの心の内が語り切れていない。それがゆえに存在が霞んでしまうのでしょう。
    他の方にはこのような文章に対して「冗長だから削った方がいい」と指摘しています。
    特に序盤は主人公に入れ込んでもらう必要があるので、設定よりも心情心理描写に多くを割いた方が良いです。
    相手が居ないと成立しない内心の描写は、ノルやジェイドに出させればよい訳で。

    設定されたアルテの内面の殆どは序盤で描かれず、それがゆえに存在感に乏しさを感じさせるのでしょう。
    それと主人公である、と言う以上は内心にこれだけは譲れない、そういったものは必要かと思います。その信念があってもう一人の相手に対峙できるはずです。ですが何もないのでは向き合う事もできず、逃げるだけの存在になってしまい、魅力の欠片もない存在に成り果てます。
    後から身に着く、そういうものではないでしょう。
    生きて行く上で、人と関わる上で備わるものなので、ある程度の年齢ならば誰しもあるはずのものです。
    これだけは嫌だ、これが無ければ自分ではない。自身の存在価値。それを定める要素の一つ。もし主人公として設定していながら、それが無いとなると主人公足り得ません。
    例えばティアとの邂逅で育つ部分、それとは別にティアとの逢瀬を重ねる、根源にある欲求。時に突き動かされる情動。
    行動する理由、今生きる理由。
    仮にそれらは無い、とすると主人公はただの屍です。
    読んだ人はそのような存在に魅力を感じないので、自分で自覚する事の出来ない根源、その設定は必要でしょう。

    自覚出来ない欲求は、ある存在を前にした時に示されるもので良いのです。
    それがティアでありこれから関わって行く相手であれば、そこに何かしらあるから、そこに惹かれるものがあり、求めるものを見出した、だから関わる、そうでないと話が歪になるので。
    それこそが根源でしょう。
    関わる理由が不明瞭だとどうしても人格がぼやけるので。

    人物設定にはその項目が無いので、空虚な存在にしかならないのかと。
    仮に設定があるのであれば、それこそが主人公に必須の要素ですので、真っ先に提示していただきたい部分です。

    ご自身で仰る通り序盤での逢瀬をアルテ視点で入れた方が、結果、アルテがどんな人物で何を信条にして生きているかを描き易いかと思われます。
    冗長な文章を簡素化する工夫も必要なので、その時点での要不要を考え紡ぐと良いでしょう。
    「ep.2」の後か、「◆掃き溜め」の前に入れるのも良いでしょう。
    「◇人と物の狭間」はそこでなければならない理由があるのでしょうか?
    アルテの存在が固まらない内から、視点をティアに切り替えてしまう。
    冒頭の文章も本当に必要なのか否か。

    整理して入れ替える余地は大いにあると考えます。

    以上、次回はその辺ももう少し煮詰めて提案していきます。
    それとひとつお願いがあります。
    やり取りが多くなりスクロールの手間も増えるので、新たにひとつ専用の場を設けて頂けると助かります。よろしければご検討ください。
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