翼の王国はこの一作で完結させているつもりです。
ですが、まぁ微妙にスケベ心というか下心というか、あえて回収していない伏線がいくつかあります。
例えばその後フレイアはどうなった、とか嵐の民との関係性は、などです。
嵐の民と言えば、彼らの国名。実はちゃんと設定してあるのですが、作中では出していません。ずっと「隣国」とか書いてますが、コレはわざとです。
わざと…と言っても明確な理由はないのですが。あまり重要でない名詞をたくさん出すのはどうかなー、と思って…それを言ったら「ネートン」だの「ハームの村」だのも、今思えば不要な気がしますね。
さらには「狼の民」の事。まぁ盛大に宙ぶらりんで終わっています。ウィーナがどうなったとかも曖昧なままですし、ラスボスであるケネアのその後も不明ですね。あの様子では生きているのは間違い無いでしょう。
ケネアといえば、大きな伏線を未回収で残しています。
三章4でケネアは
「相手の名前は、覚えておく。殺したら、忘れる」
と言い、クレッドの名前を聞いたわけですが。
四章5の最後の方、瀕死の状態にあるにもかかわらず立ち上がったケネアが口にしたのは誰の名前だったでしょうか?
──最後まで読んでくれてる人は見返しましたか?
であれば、私の狙い通りです。
まぁコレがわざと残した伏線…巨大なスケベ心というやつです。
回収の宛て?
回収のプラン?
無いです、そんなものはw
あ、あとですね。
序章、フィルナーナが見上げた空の色は、この先の戦いを暗示しているわけですが…
終章の最後の三行を見直してみてください。
コレもまた、一応伏線のつもり…なのです。伝わっているのならば。